向田邦子さんのエッセイ「父の詫び状」。
その中で魚の目を発見しました
松尾芭蕉の「奥の細道」の一節
「行く春や鳥啼き魚の目は泪」
厳寒の冬は身にこたえ、それだけにうららかで花咲きそろう春は格別である。その春が行ってしまうのだから、鳥までもわびしさで泣いているように聞こえ、魚の目も涙を光らせているように思われるものだ。
に関しての一節・・
~以下「父の詫び状」より
~
私の友人で、魚の目(この場合、サカナと読まず、ウオノメと読んで戴きたい)の出来易い人物がいる。
魚の目とは、踵や足の裏の角質層の一部が肥厚増殖して真皮内に深く達したもので、これを圧迫すると乳頭内の神経が刺激され、激痛を覚える、と辞書にものっている。
私は経験がないのだが、ひどく痛いらしい。この人物によると、冬場はまだいいという。桜も終わって、厚いウールのソックスもおしまいだなという頃になると、うすい靴下で魚の目の痛みをこらえる辛さを思ってぞっとしてしまう。あれは一度出来ると癖になって、取っても取っても根絶やしにならない。その痛みは大の男でも涙が出ることがある。しかも、それがこの人物の季節なのである。
魚の目は小刀で用心しいしい掘り出すと、ポロリと取れる。真珠にしては小さい、それこそ小鯵の目玉くらいのものですよ、ということであった。
行く春や鳥啼きウオの目は泪
この人にとって、俳聖芭蕉のもののあわれは、わが足許なのである
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向田邦子さんに書いてもらえるなんて
魚の目ちゃん喜んでいそうです。
魚の目のケアの方法はこちら!
http://ameblo.jp/kenkoukoubou2000/entry-10856593629.html
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