足の形は、【偏平足】 ・【開張足】 ・【ハイアーチ】と表現されることがあります。最後の【ハイアーチ】は、ちょっと、耳慣れないかもしれませんが、甲高(こうだか)の足の事です。今日は、”足のアーチ”について、簡単におさらいをしておきましょう。
健康な足には、三つのアーチがあります。人間の足は、同じ哺乳類でも、四足歩行をしている動物の足とは、異なる構造をしています。片足二十八個の、骨から出来ていて、それぞれの骨が、繊維状の靱帯によって弓なりに連結され、筋肉で支えられて、全体で三つのアーチを形づくっています。
Ⓐ一つ目のアーチ・・・[親指の付け根~かかと]までを結ぶ、内側の縦のアーチで、土踏まずを形成しています。
Ⓑ二つ目のアーチ・・・[小指の付け根~かかと]までを結ぶ、外側の縦のアーチです。
Ⓒ三つ目のアーチ・・・[親指の付け根~小指の付け根]を結ぶ、横のアーチです。
歩くときには重心が、かかとから足の外側へと動いて、小指の方へと進みます(Ⓑのアーチ)。その後、小指から人差し指までの四本の指が、しっかり床をつかむように曲がって、地面を踏みしめ(Ⓒのアーチ)、親指が床を押さえつけて、足を安定させ、次の蹴りだしを助けます(Ⓐのアーチ)。弾力の豊かな三つのアーチは、この一連の動きの中で、その都度、体重に耐え、地面からの衝撃を吸収しながら、なめらかな歩行をサポートしてくれているのです。
【偏平足】と【開張足】は、ⒶやⒸのアーチが崩れて(クッションの役目を果たせない)、足が疲れやすくなったり、外反母趾 や、タコ・ウオノメ の原因にも・・・。では、甲高の【ハイアーチ】は、どのような問題があるのでしょうか?アーチが落ちている訳でも無さそうなのですが・・・この続きは、また明日!