今日は、[知っているようで知らない紐靴の正しい履き方]について。
パンプスやローファーのような、そのままストンと履く物と違って、紐やベルト、マジックテープがついている靴は、履き方ひとつで足が楽になり、膝腰への負担も減ります。靴の傷みも減ります。
履き方の手順
まず紐を出来るだけ緩めておきます(ベルト、マジックテープの靴ははずしておきます)
靴を履いたら、つま先上げてトントンとカカトを靴の後ろに密着させます
紐を下から順番に締めていきます。この時に必ず紐は横に引っ張ります。縦に引っ張るとしっかりと締まらないので、歩いていると緩んできます。(ベルト、マジックテープは、しっかりと土踏まずをホールドするまで引っ張って固定します) 最後に親指に体重を乗せて(つま先立ち・踏み込んだ状態)、きっちりと蝶々結びをしたら
簡単でしょう
履き方が出来たら、脱ぎ方もやってみましょう
脱ぎ方の手順
まず一番上の穴から紐が抜けないギリギリの所まで緩めたら、片手でこれを持ったまま次の穴の紐を引きだしていきます
紐の輪を適当に残して一番下までくり返します
最初は面倒に感じるかもしれませんが、この手順を踏むと本当に歩きやすいですし、靴が長持ちします。靴の中で足が前滑りして起こる、骨の変形、タコ・ウオノメ も防げます。
京都観光に来ている外国の方が、お寺で靴を脱いで上がる時などの脱ぎ履きを見ていますと、必ずこの様にされています。家の中でも靴を履き、子供の頃から足に合う靴と履き方を教えられ、足を守る靴を大事にする、という文化や習慣を感じて、いつも感心してしまいます。紐靴・スニーカーを履く時はもちろん、靴選びをする時からぜひ「正しい履き方」を実践してみてください。
明日は子供の靴選びについて。