口呼吸をしている人のうち、仕事や勉強への集中力に支障をきたすと感じている人は、41%もいます。また、口呼吸をしていると、免疫力低下や自律神経失調症、潰瘍性大腸炎、睡眠時無呼吸症候群、肺炎、高血圧、虫歯、歯周病などの病気のリスクを高める事が知られています。
中でも睡眠時無呼吸症候群を放っておくと、寿命も短くなってしまうので要注意といえます。
日中のパフォーマンスを上げ、病気にならないためには、口呼吸を鼻呼吸に直して、夜グッスリ眠る事が大切です。口呼吸を治したいと思っている人が83%もいる事が背今回の調査から浮き彫りになりました。しかし、残念ながら、何にも対策をしていない人が47%と約半数を占めています。
口呼吸を鼻呼吸に変えるためには、口の周りや舌の筋肉を鍛える体操をしたり、口を閉じておくテープを張って眠ったりすると効果的です。鼻が詰まって口呼吸をしている場合には、鼻孔を広げるテープや装具を試してみるのもよいです。花粉症などの鼻が詰まる病気があれば、きちんと医師の診察を受ける事をおススメします。
睡眠状態のチェック 一
毎年2月3日と毎月23日は「不眠の日」なのだそうです。これは、睡眠の専門家からなる「睡眠改善委員会」が睡眠の重要性を世の中に知ってもらうために制定したということです。
睡眠改善委員会は、「かくれ不眠」に注目して啓蒙活動を行っています。かくれ不眠とは、不眠症の専門的な治療まで必要としないものの、一時的な不眠症状があったり、睡眠に関する悩みを持っている状態を指します。