監督 トム・ホランド

チャールズ・リー・レイ / チャッキーの声(ブラッド・ドゥーリフ)

アンディ・バークレイ(アレックス・ヴィンセント)

カレン・バークレイ(キャサリン・ヒックス)

マイク・ノリス刑事(クリス・サランドン)

マギー・ピーターソン(ダイナ・マノフ)

ジャック・サントス刑事(トミー・スワードロー)

アードモア博士(ジャック・コーヴィン)

エディ・カプート(ニール・ジュントーリ)

1988年/アメリカ

 

監督は『フライト・ナイト』のトム・ホランド。

スリラー、ホラーな作品を得意としているようだ。

この映画は非常に有名な映画で続編やリメイクがあるのは知ってはいたが、

子供向けのイメージがあり、今まで見ることはなかった。

 最近になって「カルト化」しているとの話を耳にして、

第1作目だけでも見てみようか、

という気持ちになって鑑賞してみた。

 

お勧め度

★★★☆☆

 

 

 警察に追われておもちゃ屋に逃げ込んだ殺人犯チャールズ・リー・レイ。銃撃されてけがをしている。仲間のエディ・カプートはチャールズを見捨て逃げてしまった。殺人課の刑事のマイクは、チャールズを追い店の中に入る。瀕死の重傷を負ったチャールズは近くに会ったグッドガイ人形にブードゥーの呪文を唱えて自身の魂を移し死んでいく。マイクは人形の脇で骸になったチャールズを発見する。

 

チャールズ

 

 シングルマザーのカレンは息子アンディの誕生日に、人気のグッドガイ人形を買う。正規に買うと高くて手が出ないため、たまたま同僚で友人のマギーが教えてくれた身元の分からないホームレスのような男から安く買ったのだ。

 アンディは喜び、早速人形に話しかける。人形は自分のことを「チャッキー」と自己紹介する。

 

アンディ

 

カレン

 

 その後、カレンは再び職場に戻り夜勤につく。急に主任に命令されていたのだ。そのためその夜はマギーがアンディの世話をしてくれることになっていた。

 

カレン

 

 夜、マギーはアンディを寝かしつけるが、奇妙なことが起こり始める。消したはずのTVがいつの間にか付いておりその前にチャッキーが座っている。マギーがアンディに聞いても、知らないという。

 

チャッキー    アンディ

 

マギー

 

 その後、本を読んでいると物音がする。マギーは怖くなり部屋の中を見て回る。台所の床にパウダーがまかれているのを発見する。それを掃除しているとまた物音がする。周りを見るが特に異常はない。ところが油断したマギーは不意を突かれ顔面をハンマーで殴られ、その勢いで4階の部屋の窓からから地上へと落下する。

 

 

 カレンがマンションに戻ると、マンションの前にはパトカーが止まり、警官が野次馬を制御している。部屋には警察官が大勢いる。アンディと一緒にいたのは殺人課の刑事マイクだった。

 

 

マイク

 

 カレンはマイクからマギーが死んだことを知らされる。そしてパウダーの上には小さな靴の跡が付いているのを見せられる。マギーはアンディが疑われていると思いマイクに反発するが、マイクはアンディの靴ではないという。誰の靴跡なのかわからないのだ。

 自分の部屋に戻されたアンディはチャッキーの靴を見て、足跡はジャッキーのものだと気が付きマイクとカレンにいいにいくが、二人とも子供の戯言と思い相手にしない。

 

 アンディは「チャッキーとお話をしている」とカレンにいうがカレンは信じない。

「本当の名前はチャールズ・レイっていうんだって」、アンディはカレンにいうが、

「ただの人形なのよ」

とカレンはアンディにいって聞かせる。

 

カレン

 

アンディ

 

 翌日アンディは学校を抜け出してチャッキーと一緒に電車に乗る。かつてチャッキーを裏切って逃げたエディの隠れ家に行くためだ。

 隠れ家の前で、アンディはチャッキーを見失う。その間にチャッキーは隠れ家に入って、ガスの栓を開く。物音を立ててエディをおびき寄せる。拳銃を構えたエディは、物音に怯えている。

 

エディ

 

 怖さに耐え切れずにガスの充満した部屋でエディは拳銃の引き金を引いてしまう。ガスに引火し爆発を起こしエディは死んでしまう。

 

 警察の保護されたアンディはチャッキーがしゃべると言い張る。「本当のことをいうと殺すといって脅かすんだ」とも主張する。それを見ていた精神科医は少しのあいだアンディを預かり診察することにする。

 

 チャッキーはブードゥーの呪術師のところへ行く。そして、人間になる方法を聞き出し、呪術師を殺す。そしてアンディのいる病院と向かう。アンディはチャッキーが来たことを察知して医師に助けを求めるが医師は信用しない。そのため医師はチャッキーに殺されてしまう。アンディは病院から逃げ出して自宅へと戻る。そこにチャッキーが迫る。

 カレンとマイクはアンディを探して自宅へと向かう。

 

 

 チャッキーが人間になるには、最初に自分のことを話した人間に乗り移らなければならない。チャッキーはアンディを捕まえようと躍起になる。アンディも逃げ、抵抗し捕まらないように行動する。しかしついには捕まってしまう。チャッキーはブードゥーの呪文を唱え始める。

 

 

 そこにカレンとマイクが到着し、チャッキーとの決戦が始まる。焼かれても、撃たれてもチャッキーは迫ってくる…。

 

 

 

 

 

 チャッキーは悪人の魂の入った邪悪な人形だが、魂をAIに置き換えたのが『ミーガン』といったところだろうか。

 チャッキーの凶悪な表情が魅力的。

 カルトの気配を感じるとすれば、不気味なラストシーンだろうか。災禍がまた襲ってくる感じがビシビシと伝わってくる。

 

(ラストカット)

 

 

 

 

 

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