先週、所用があって北海道の北見へ行ってきました。
羽田空港から女満別空港まで1時間45分ほどです。
比較的小さな飛行機でしたが、結構混んでいました。ほぼ満席です。仕事で移動しているような方も多く、水産関係とか農業(食品)関係の仕事をしている人がけっこう乗っているのかなと思いました。
女満別空港からはバスでJR北見駅まで移動しました。40分くらい。
かなり北なので涼しいかと思いきや、歩いていると汗ばむくらいの気候でした。しかし、夕方からは涼しくなり、半そででは少し肌寒い感じでした。
住宅街には、マンションはほとんどなく、一軒家ばかりで土地が広いですね。200坪くらいは普通です。庭の半分を芝や観葉樹などにして、残りを畑にしている家が多いです。大根とか葱とかトマト、トウモロコシ、葡萄…ハスカップなどを植えている家がありました。家の作りも大きいです。平屋がけっこうありました。東京あたりで平屋の一軒家はぜいたく品ですね。見たことないです。
北見駅から歩いて10分くらいでしょうか『北見ハッカ記念館』があります。
こぢんまりとした建物です。隣には『薄荷蒸溜館』があり、中では実際に天然ハッカの蒸留の様子を見ることができます。建物の中に入ると薄荷の香りがプーンと漂っています。
薄荷商品が展示販売もされています。
(シリンダーの上にたまっているのがハッカ油です)
昭和10年代がハッカ生産の最盛期でした。世界一の出荷量で、北見ハッカは世界薄荷市場の70%を占めていました(昭和14年)。
合成薄荷が流通するようになって、天然薄荷は衰退していきました。今では北見市内には薄荷農家はいなくなったそうです。
今回は観光目的ではなかったので今度行ったときにはゆっくり見て回りたいと思います。網走なども結構近いので、寒いのは苦手ですが、冬に行って流氷を見てみたいですね。