「功名が辻」を全部観終わり、 かねてからレンタルしたいと思っていた「Dear Evan Hansen」(ディア エヴァン ハンセン)をレンタルして観ました。
昨年、日本でも公開されて 既に観られた春友さんも多いことでしょう。 私は、知ったのも遅く 既に一日の上映数が少なくなっていた事や 時間もなかったから DVDで観る事にしました。
ディア・エヴァン・ハンセン (映画) - Wikipedia
この 「Dear Evan Hansen」はミュージカルで トニー賞でもいろんな賞を受賞した作品で 春馬くんもブロードウェイでこのミュージカルを観て やはりこのエヴァン役をやってみたいと言っていたそうです。
ネットでの講評も この映画に春馬くんを感じたという方もいらっしゃって 観てみたいとずっと思ってました。
この映画を観て・・・
まず、DVDで観て良かった~と思いました。 というのも 始まってからわずか30分ほどで号泣してしまいました。
というのも、この映画はミュージカル仕立ての構成。 主人公のエヴァンが なかなか人と馴染めず 自分のことなど誰の目にも映っていない。 そんなちっぽけな自分。 でも、心の奥底では皆から必要とされ話しかけたいのにそれが出来ないことへのジレンマを唄った最初の曲『Waving Through A Window』を聴いているうちに まるで春馬くんが唄っているように聴こえてきてしまって。
そして、私も同じような思いをずっと持っていたから。 毎日 外に出る度に(学校、仕事に行く度) 今日が失敗に終わらないように、 失敗すると消えてしまいたくなる気持ちになる事。 それを抱えて生きることの辛さ そこに凄く共感できて・・・。
あんなに才能があって 何でもできる春馬くんだったけど それだけに失敗する事への恐怖も半端じゃなかったと思います。
「キンキーブーツ」の公演中 本番で「Not my father 's son」の歌詞がすっ飛んでしまい 即興で歌詞を変えてしまったということがあったと聞いたことがあります。 完璧主義だった春馬くんにとっては きっと何日もその事が頭から離れなかったし それこそ”消えてしまいたい”と思ったと思います。
そんな失敗の1つや2つ きっと誰でもあると思うんだけれど あの自分に厳しい春馬くんだから すごく自責の念にかられたんじゃないかな~と思います。
そんな春馬くん自身と このエヴァンがダブっていき 挙句には まるで春馬くんが演じているように思えてしまってその歌声が春馬くんに聴こえてきてしまいました。
あまりにも春馬くんを感じられすぎてしまい 1時間くらい観たところで一旦断念して なんと3日に分けて観たほどでした。
そして改めて 昨日 全編を通しで観ていきました。(さすがに 2回目は 冷静に観ることが出来ました)
この「Waving Through A Window」 と「You Will Be Found 」
の歌詞にも惹きこまれました。
でも 春馬くんの声のように聞こえたのは なぜか「Waving Through A Window」の方なんです。 春馬くんが演じていたらきっとこんな感じに唄っていただろうな~と思えたほどよく似ていました。
そしたら その理由が分かりました。 私は 春馬くんがこの曲を唄っているのを 過去に聴いていたんです。
「シンシア エリヴォ ミュージカル コンサート」
ミュージカルコンサート | けんこうママのブログ (ameblo.jp)
春馬くんのインタビュー記事を改めてみて知りました。
この時は まだ この作品の事、この曲の事も知らなかったから どんなミュージカルでどんな歌詞なのかも分からなかった。
でも、春馬くんの唄声は 心に伝わってくるものがあったから それが記憶の中にあったんだと思います。
春馬くんはやっぱり 私の中には 確実に生きているんだなあ~と思った瞬間でした。
それから DVDで良かった事のもう一つ
メイキングやスタッフ、キャストのインタビューといった特典映像も入っていた事。
エヴァン役のベン・プラットさんは エヴァンの役から 想像もつかないほど(お髭もはやしていて)ダンディーな方で別人みたいでした。
春馬くん、高校生の役ということで もうエヴァン役をするのは無理かな~なんて Twitterに投稿していた事があったみたいだけど、ベンさんを見たら 全然 いけるよ~って思いました。
舞台なら大人が子供の役をやるなんて フツーにあるんだし、映画でもきっと春馬くんならいけていたよね。