お久しぶりです
4月23日から1ヶ月ちょいが経ちました。
ちょびくんが、亡くなって
家族もちょびくんがいないことに少しずつ慣れてきました。
私自身も元の生活に徐々に戻ってきています。
ただ、実家に帰ったとき
ちょびがいないことは分かっているのに
思わずいる気分で帰って、再確認する。
そして祖父の隣にいるちょびくんに手を合わせて、話しかけるのが癖になっています。
「ちょっくーん!!」
と呼んだらあの瞳が、あのおっきな耳が揺れながら
ひょっこり現れそうな気がして(笑)
大分落ち着いてきたので
4月23日のコトをお話しします。
と、言うか
何度書いても何度書いても
しっくりこなくて…
何を書いても、あの日のちょびくんを伝えれない気がして
ずっと書いては消して…を繰り返していました。
あの日の数日前から状態は悪く
食事も水もほとんど摂らず
咽頭部は大きく膨れ上がり
呼吸するのも頑張ってるといった感じで
いつ何が起きてもおかしくないような状況でした。
あの日の夜
23日の夜中1時30分過ぎ
姉から
「痙攣を始めた。目の焦点も合ってないから、急いで帰ってきて欲しい」
と連絡を受けました。
“いよいよか”
連絡を受けて一番に思ったことです。
急いで実家に行くと、母に抱かれて
意識はなく、何とか呼吸をしているちょびくんがいました。
姉が
「ちょび、○○(私の本名)が来てくれたよ」
と声をかけました。
側に寄ってみると、
瞳孔は開き焦点は合ってない状態。。。
とりあえず、体を撫でながら
「ちょび、来たよ!キツいね。よく頑張ってるね」
と声をかけました。
父は“その時”に備えてちょびの頭を撫でながら目を閉じさせていました。
するとしばらくすると、意識が戻りました!
母や姉が
「あんた(私)が帰ってきて、家族皆が揃うのを待ってたのかもね」
と言っていました。
でも
意識が戻っても苦しそうで…。
辛そうで…。
それから朝の6時30分くらいまでは小康状態が続き
角度によって息がしやすい場所があるようで
ほぼ不眠で交代しながら
ちょびの楽な体制を維持していましたが
少しずつ、少しずつ…どんな角度でも苦しくなってきて
ヒューヒューと呼吸するのもやっとな感じで。
一度声を出すと咽頭に溜まった唾液を飲めるのか
何度も鳴き声をあげるようになり
途中で下痢をしたりもして
便の色を見たとき、本当に終わりが近づいていることを確信しました。
(今思うと死後に飼い主がしなければいけない処理を自分でしていました。)
あまりにも苦しそうで、辛そうで
これ以上頑張らせても…と
朝一番に病院に連れていくことを決断しました。
病院へ電話すると、『朝イチで来てもらって処置(サヨナラ)をする準備はしておくけど、先生が来るまでは酸素くらいしか出来ない。』と言われ
その時、初めて姉が
「もぅそこまでしないでいい」
と言いました。
それまで、一度も家族皆が“もういいんじゃないか”と思っても
1人、ずっとちょびと一緒にいたいと延命治療を受けさせていた姉です。
その言葉を聞くために
姉にも“やれるだけのことはやった”と思わせるために
あれだけ頑張ったのでは…
そう思えました。
また、父は仕事を休むことが出来ず
帰ってくるときにはもぅお別れは出来ないから…
と仕事に行く直前にちょびくんに
お別れをするため
父がちょびを抱くと
全て分かっていて
病院で逝きたくない
皆がいるところがいい
家がいい
と言ってるように
父の、ご主人腕の中で
家族全員に見守られながら
「ワンワンワン」
と3回鳴いて息を引き取りました。
また、息を引き取った後に
最後は殆んど水も飲めてなかったから。。。
と末期の水を与えたとき
一瞬だけ息を吹き返しました(笑)
皆が泣き崩れていた中で
皆が涙が止まった瞬間でした(笑)
そして
「ワン、ワン」
と2回だけ鳴いて
バイバイ
なのか
ありがとう
なのか
分かりませんが、何かを私達家族に話しかけて
本当に旅立ちました。
息をしなくなったちょびくんに対して、父も母も思わず心臓に耳を近付けて確認しました。
今回はもぅ動くことはありませんでした。
平成25年4月23日
8時20分
虹の橋を渡り、天国へ旅立ちました。
眠るような死に顔でした。
14歳353日の生涯でした。
なんと言うか…
最期までちょびくんはちょびくんらしくて
いつでも
ちょびくんの話をするときは笑顔でいれるようにしてくれた気がします。
食いしん坊のちょびくんのままで最期までいられなかったけど
ちょびくんらしさは決してなくなりませんでした。
日々弱っていくちょびくんに対して
どこまでするべきなのか
飼い主のエゴにならないように…
とずっと思っていましたが
結局、家で点滴までして
最期はお水ですら満足に飲めない状態まで
ちょびくんには頑張らせてしまいました。
それでも
姉の心構えが出来るまで
頑張ってくれて
私たち家族が背負うはずの十字架を
自分で背負ってくれて
家族が揃ってるギリギリまで頑張ってくれて
父の出勤時間5分前に旅立ちました。
火葬場で火葬場の人に
ペットは姿をかえて必ず家族の元に戻ってきてくれると教えていただきました。
その間少しだけ休んでいるんだと。
あのちょびくんのことです
次も楽しい日々が待っています。
いつかまた再会するときまで
虹の橋の向こう側で
足を引きずることもなく
ご飯に苦労することもなく
思いっきり遊んでて欲しいです。
限界まで頑張ってくれてありがとう!
頑張らせてごめんね
また会える日まで
ありがとう!!!!!
楽しかったよ!!!!!
少しの間、サヨナラ