保健師のめぐみです。

20代後半で
高校生のころから無月経が続き、
多のう胞卵巣症候群のためカウフマン療法中の女性から
「最近、生理の量が少なくなって、心配しています。」
というメッセージをいただき、
お返事をしたところ、
「11月の通院で先生が
年内はこのまま様子を見て、来年から方針を考えていきましょう、とのことです。
なせ出血量が減ったのか謎のままですが、よくあることのようですし、何か異常でないなら良かったです。」
というメッセージと、
「12月●日ー6日間で、不正出血だと思うんですけど、黒っぽいものが下着にうっすらと付きました。
おりものシートを使うほどでもなく、ごく少量でした。
以前もありましたが3日くらいでしたし、少量なので気になりませんでした。
でも今回は6日も続いたので、心配になりました。」
というメッセージをいただきました。
『こんにちは。先日、ご相談させていただきました、
多のう胞性卵巣症候群でカウフマン療法中の20代女性です。
「なぜ生理の量が少ないの?~多のう胞性卵巣症候群でカウフマン療法中の20代女性~」
の記事で、私の相談内容について、ご丁寧に解説して下さり、とても勉強になりました。
ありがとうございました。
「消褪出血」という言葉を初めて聞いて、
今まで排卵があると思い込んでいたので、ショックでした…
私は、排卵のない見せかけの生理だから、出血が少ないのは当然だよなぁ…と納得しました。
11月の通院で先生が
「薬を増やせば出血量も増えるけど、それで貧血になるかもしれないし、
出血量が少なくても、薬が効いて生理になっていれば大丈夫。」
という感じのお話をしました。
年内はこのまま様子を見て、来年から方針を考えていきましょう、とのことです。
なせ出血量が減ったのか謎のままですが、
よくあることのようですし、何か異常でないなら良かったです。
(生理の出血量が減る=早期閉経のサイン、と思っていて焦りました。)
(そもそも10年も自力で生理のない私は、体の状態は閉経と似たようなものじゃないか?と思っています。)
そして、すみません、
また気になることがあったので、相談させて下さい。
前回の生理(消褪出血)は、11月21日(火)~24日(金)の4日間。
今月は12月5日(火)~18日(月)まで、プレマリンとヒスロンを服薬し、
21日(木)か22日(金)に生理になる予定です。
12月11日(月)~16日(土)まで、不正出血だと思うんですけど、黒っぽいものが下着にうっすらと付きました。
おりものシートを使うほどでもなく、ごく少量でした。
以前もありましたが3日くらいでしたし、少量なので気になりませんでした。
でも今回は6日も続いたので、心配になりました。
自分なりの分析ですが、
・服薬期間中の中間あたりで不正出血しているので、薬の副作用ではないか?
・仕事が忙しくて、疲れやストレスが溜まっていた
・便秘気味だった
・寒さで体が冷えていた
それから、最近の消褪出血で、1日目に黒い血が出ることがあるのですが、
これも何か関係してるのでしょうか?
分からないことは、先生に聞くのが良いのでしょうが、生理の悩みは女性でしか分からない部分もありますし、
女性目線の意見がお聞きしたくて、思い切って相談しています。
次の通院日は1月26日なんですが、もし続くようなら、仕事の都合を付けて、
早めに診察に行った方が良いのかな、と思っています。
不正出血のことを、先生に相談したくても、でも、怖くて仕方がないです。
それは、内診を絶対やりたくないのです!
直接お股を診てもらえば確実ですし、診断に必要なことは分ってますが、
恥ずかしながら、この歳で性経験がないものですから、本当に嫌です…
「皆やってることだから恥ずかしくない」とか、「痛くないから大丈夫」とか、
そんな言葉は聞きたくないです。
10年も通院してるのに、薬も指示通り欠かさず飲んできたのに、良くなるどころか最近は異変ばかり…
前回、体外受精についても説明いただいて参考になりましたが、
正直、今は、自分に自信が持てなくて婚活する気持ちになれず、前向きに考えられません。
後半は愚痴っぽくなり、長文になって申し訳ございません。
自分でも、どうしたら良いか分からなくて涙が出て、とにかく聞いてほしくて、
メッセージを送らせていただきました。
何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。』
以前のお返事の記事をお読みくださりありがとうございます。
カウフマン療法のお薬をのんでいると、
自然な排卵をしていないということを知らなかったのなら、
びっくりなさっただろうと思います。
病院の先生は、
薬で見せかけの生理を起こしているだけのときでも、
混乱しないようにと
「生理」という表現をすることが多いようなので、
カウフマン療法をしているときに
生理っぽい出血があって、
病院の先生も
「生理はきているようだね」という表現をすれば、
排卵もしているだろうと勘違いしてしまうのは無理もないかなと思いました。
以前のご相談の、
カウフマン療法中にくる
見せかけの生理の量が少ないことについては、
「私は、排卵のない見せかけの生理だから、出血が少ないのは当然だよなぁ…と納得しました。」
と、納得することができたのであれば
よかったです。
11月の通院で、
担当医の先生とも相談できているようなので、
生理の量については年内で様子を見ることになったのなら、
そんなにおかしい対応ではないかなと思いました。
その後、
12月にくるはずの見せかけの生理の前に、
黒っぽいものが下着についたのが6日間続いたのが気になっているんですね。
少量とはいえ、
6日間続くのは気になるだろうと思いました。
お返事が遅くなりましたが、
その後、12月にくるはずの見せかけの生理はどうなったでしょうか?
あなたが気になっている不正出血については、
私から推測できることをお伝えしますが、
病的な出血かどうかは、
病院で検査してみて
医師が判断してみないとわからないことなので、
あくまでも参考としてお読みくださいね。
先に、メッセージで気になったことについてお伝えします。
メッセージでは、
「不正出血のことを、先生に相談したくても、でも、怖くて仕方がないです。
それは、内診を絶対やりたくないのです!
恥ずかしながら、この歳で性経験がないものですから、本当に嫌です…
「皆やってることだから恥ずかしくない」とか、「痛くないから大丈夫」とか、
そんな言葉は聞きたくないです。」
ということだったので、
そういうことでしたら、
担当医の先生が男性医師なら聞くのが怖いのはふつうのことかなと思いました。
私への相談では、
40才近い年齢の女性でも、
「内診の検査がこわくてやったことがない…」
というお悩みがある女性からの相談もありますし、
「結婚して10年以上経つけど、セッ●スはこわくてしたことがない…」
といった未完成婚の40代の女性からの相談もありますから、
こわくて内診の検査をやったことたないのは
あなただけではない
ですよ。
だれだって「こわい」ことはやりたくないのは同じ
であって、
それが、あなたの場合はたまたま内診の検査だっただけだと
私は思っています。
たとえば、
男性は意外と注射針が嫌いなので、
「注射は嫌いだから、
具合が悪くても注射がこわいから病院には行かない!!」
という男性もいます。
これも、
注射という
こわいことがあって
やりたくないから
病院に行かない
というシンプルなことです。
「内診がこわいからやりたくない」という気持ちと同じですよね?
私にも、
「こわいからやりたくない」ことはたくさんあります。
たとえば、
私は乗り物酔いしやすいので、
「回転するジェットコースターは気持ち悪くなるのがわかっててこわいから乗りたくない」
です。
このように、
だれにでも、
「こわいからやりたくない」ことの1つや2つはある
はずなんです。
女性の場合、
子宮や卵巣の検査をするには、
内診の検査が適しているので
「内診の検査はやってあたりまえ」だという雰囲気がありますが、
内診のことにかぎらず、
だれにだって、
「こわいことはやりたくない」ことがあるものがある
のですから、
「内診がこわくてやりたくない」
ということだけを特別に考えるのはおかしいかなと思っています。
ただ、
子宮や卵巣の病気かどうかを検査するときには、
内診の超音波検査をする方が、
お腹の上からの超音波検査をするよりは
よりくわしく検査しやすいですし、
子宮がん検査も内診で細胞をとる検査をするのが
より的確に病気の判断ができるというメリットがあることはたしかです。
「内診の検査がこわくてできない場合は、
子宮がんの検査が適切にできないし、
子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの検査も
適切にできないこともある」
というデメリットがあることを
自分でわかっていて、
内診の検査をしたくないとういことなら、
それはそれでご本人が自由に決めていいこと
だと思っています。
あなたが、
内診の検査をしないデメリット、リスクを承知でいて
内診の検査をしたくないと思っているのなら、
それはそれでいいのではないか
と私は思いますよ。
今はがんの検査方法も進歩していて、
日本では、1滴の血液からがんがあるかどうかを調べられる技術の開発が進んでいます。
ニュースに出ていた情報ですと、
卵巣がんは1滴の血液から発見可能のようですから、
こういった技術が進歩すれば、
今後は内診をしなくてもがんの検査をすることも可能になっていくだろうと思います。
話を戻して…
あなたが気になっている、
カウフマン療法での生理がくる前の
「不正出血だと思うんですけど、黒っぽいものが下着にうっすらと付きました。
おりものシートを使うほどでもなく、ごく少量でした。
以前もありましたが3日くらいでしたし、少量なので気になりませんでした。
でも今回は6日も続いたので、心配になりました。」
について、
私が推測できることをお伝えします。
黒っぽいものが下着にうっすらと
ついてごく少量だったとなると、
黒っぽいのは出血のサインとなりますが、
量が多くないようなので、
6日くらいで止まって、
その後、予定通りに見せかけの生理がきているようなら、
カウフマン療法で使っている薬の影響で
よくある不正出血のパターンではないかなと思いますので、
様子を見てもいいのかなと思いました。
心配であれば、
病院に行って先生に直接聞かなくても、
病院に電話してナースさんに出も聞いてみると、
「様子を見ていいです」といったことは教えてくれると思いますよ。
担当医の先生に直接聞かなくていいことですから、
これぐらいならできるのではないでしょうか?
黒っぽいものが下着についた時期は、
見せかけの生理がくる予定日の
10日前あたりで、
おそらくカウフマン療法でのお薬で、
プレマリンを飲み終える時期ではないかなと思います。
プレマリンは女性ホルモンのエストロゲンの成分があるお薬で、
プレマリンを21日間のんだあとだと、
22日目からは
プレマリンを飲まないことで、
体内のエストロゲンの量が変わるために、
軽い不正出血をしやすいです。
カウフマン療法をしていない
生理がふつうにきている女性でも、
体内のエストロゲンの量が変わる排卵の時期だと
病気ではない軽い出血をすることがありますので、
あなたが気になっている黒っぽい出血は、
プレマリンを21日のんだあとの出血っぽいので、
体内のエストロゲンの量が変化したせいで
だれでも起こる不正出血だったのではないかなと思いました。
量がごくわずかで6日間の出血だと、
1週間以内で終わっていますので、
ホルモンの影響で起きた出血の可能性が高いだろうと思いました。
病院の産婦人科の先生が相談にのってくれる
掲示板があるので利用してみてください。
大阪・心斎橋の無料産婦人科相談室
↓
http://shinsaibashilc.com/contact/netqa
今まで、生理の予定の時期じゃないときに
不正出血がなかったのに、
今回どうして出たのか?
については、
体調によって、
軽い不正出血をすることはだれにでもありますので、
あなたがご自分で
「自分なりの分析ですが、
・服薬期間中の中間あたりで不正出血しているので、薬の副作用ではないか?
・仕事が忙しくて、疲れやストレスが溜まっていた
・便秘気味だった
・寒さで体が冷えていた」
という分析をしているとおり、
これらのことで
体が疲れていたり冷えていたのなら、
その影響で、
今まであまり出なかった軽い不正出血が出てもおかしくはないだろうと思いました。
とくに、
体が冷えると、
子宮が冷えて
病気ではない出血をしやすい
です。
生理の出血にしても、
消褪出血にしても、
子宮から出血するときには子宮が収縮することで
血が出やすくなっています。
子宮からの出血のイメージ
↓

子宮はいきなり冷えると、
生理でもなんでもないときでも軽く収縮していまい、
ちょっとした出血をしやすい
です。
私はふだんは関東の雪がめったに降らない地域に住んでいますが、
冬に雪が積もる地域に旅行に行くと、
気温差で体が冷えて軽く出血したことが2・3回ありました。
このように、
体が冷えて子宮が冷えると、
軽く出血することはだれにでもありますので、
ごくわずかな出血が数日で止まるようなら、
冷えの影響で出血しただけのことはだれにでもあります。
今の時期は寒い時期ですし、
急に冷え込むような日もありますから、
急に冷え込んだ日に
体内の女性ホルモンの量の変動が起こりやすい時期だと、
変動の影響で出血することはおかしいことではないです。
出血の色が黒いと病気だと思う女性もいますが、
「人間の血はだれでも、
最初は真っ赤で、
出血してから時間が経つと酸化して濃い茶色や黒っぽくなるもの」
です。
血まめも時間が経つと黒くなります
↓

黒っぽい血が出るのもふつうのことで、だれでも出ます。
病気だから血が黒くなるわけではないです。
生理の血にたとえると、
◎赤い血は、子宮の中で出血した血がすぐに体の外に出てきたときの血
◎黒っぽい血は、子宮の中で出血した血が、子宮の中にとどまってしまい、
時間が経って黒くなってから体の外に出た血
という違いです。
病気でなくても、だれでも黒っぽい血は出るものなので、
黒っぽい血が出ても
それが病的だということにはならないですから、
病院の先生も、黒っぽい血については
ほとんどなにも言わないです。
ご質問の、
「最近の消褪出血で、1日目に黒い血が出ることがあるのですが、
これも何か関係してるのでしょうか?」
についても、
黒っぽい血が出るから病的だということではない
です。
生理にしても、消褪出血にしても、
1日目に黒い血が出るのは
単に、子宮内で出血した血がすぐにでてこないで、
子宮の中で酸化してから出ているから、
黒っぽい血が出ているだけなのです。
生理の初日あたりは、
スムーズに生理の血が出る時期ではないですから
黒っぽい、茶色っぽい血が出やすいため、
婦人科の先生も、
「生理の初日は茶色や黒っぽい血が出るのはふつうで
おかしいことではない。
生理の終わりぐらいも茶色や黒っぽい血が出るのはふつう」
と、話していますよ。
私も30代になったあたりからは、
生理の初日と終わりは黒っぽいのが出るようになりましたが、
婦人科の定期検査では
そのことについておかしいといわれたことはないです。
生理の血の色の変化のイメージ
↓

今まで、
生理の初日に黒っぽい血が出ていなかったのに
なぜ黒っぽい血が出るようになったのか?
については、
◎体の老化のせい
◎子宮の位置が傾ている可能性
◎運動不足で子宮が冷えてしまい、子宮の力が弱くて収縮が弱まっている可能性
といったことで、
今まで生理の初日に
黒っぽい血が出なかった女性でも、
年を取ると
生理の初日や最後に黒っぽい血が出やすくなります。
私たちの体は20才ぐらいから老化が始まっているのを知っていますか?
20代ぐらいだと、
まだまだ体の老化なんてピンとこないかもしれませんが、
体の中では20才ぐらいから
老化がはじまっていますので、
体の老化の影響で
病気がない女性でも、
25才ぐらいから生理に変化が出たり、
生理のトラブルや不調が起きやすくなります。
とくに、
運動不足の生活だと、
子宮まわりが動かないために、
子宮が冷えてはたらきが弱まりやすく、
その影響で生理にも変化が出やすいです。
あなたは昼間、座りっぱなし、立ちっぱなしなど同じ姿勢でいることが多いですか?
同じ姿勢で過ごしていることが多いと、
卵巣や子宮まわりが動かないので、
冷えてしまい、
子宮のはたらきが弱まって
生理の血がスムーズにだせなくなりやすいです。
私も20代のころは、
生理の初日に黒っぽい血が出なかったのに、
30代になってから出るようなったので、
酸化して黒い血が出るようになりました。
黒い血が出るということは、
子宮の中で出血した血がすぐにでてこないというサインですから、
20才のころとちがって
子宮も老化しはじめて、
「出血した血をすぐに出せなくなってきたんだろうな~」
と、自分の子宮の老化ぐらいをしみじみ実感しました。
私は、
デスクワークで車通勤のうえ
運動嫌いで、家でも家事以外は座って動かない生活をしていたので、
本当に運動不足でした。
運動不足で卵巣や子宮が冷えてしまったのもあってだろうなと思い、
毎日5分だけでもストレッチをするようになったら、
黒い血が出るのも少し変わりましたよ。
あなたの年齢も20代後半で
30代に近いですから、
消褪出血の血が
子宮の中で出ていても、
体の老化で
子宮も前よりスムーズに血を出すパワーが弱っていて
生理の初日に黒い血が出てもおかしくはないだろうと思いますよ。
これについては、
お医者さんも「おかしことじゃない」と話すだけだと思います。
ですから、
メッセージにあった
「10年も通院してるのに、薬も指示通り欠かさず飲んできたのに、良くなるどころか最近は異変ばかり…」
ということについては、
10年もがんばって通院して
薬も指示通りにのんできてがんばってきたのなら、
生理に変化があるのは
やるせない気持ちになるだろうと思いますが、
10年も経てば体は老化するので、
なにかの治療を一生懸命していても、
体の老化からくる変化が出るのはふつうのことで
おかしいことではない
です。
20才を過ぎれば、
私たちの体は毎日老化していきます。
体を若返らせることはできませんから、
治療をしていても、
体の老化の影響はだれにもどうにもできません。
同じ治療をしていても、
20代と40代とでは
体の老化具合がちがうので、
治療の結果も変わってしまうのがふつうです。
あなたが今までがんばってきたからこそ、
今まではあまりトラブルが出なかったのだろうと思いますので、
30代に近くなれば、
少しぐらいは体の老化で生理の変化が出るのはしょうがないことだと
思っていただくしかないかなと思います。
ただ、不正出血は病気のサインのこともありますので、
気になるときは、
病院に行って直接先生に聞かなくても、
いつもの病院に電話して
「すぐに病院に行ったほうがいいですか?」
とスタッフさんに確認しておくと、
安心できると思いますよ。
病院の産婦人科の先生が相談にのってくれる
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http://shinsaibashilc.com/contact/netqa
ほかに、
黒っぽい血が出やすいのは、
子宮の位置が傾いているパターン
のときです。


子宮の位置が傾いていると、
スムーズに血が出てきづらいため、
子宮の中で出血した血が
時間が経って酸化して黒くなってから
体の外に出やすくなります。
子宮の位置は
だれでもピッタリ同じではなく、
少し傾いている人もいます。
私は猫背で骨盤が傾いていたので、
病院でも
「子宮がうしろに傾いているね」
と言われるくらいで、
生理の初日もそうですが、
生理の4日目くらいになると黒い血が出ることが多いです。
子宮がうしろに傾いているのは病気ではないので、
病院でもなにもしません。
1人1人、鼻の形や大きさ、上向きかどうかなどが違うように、
子宮も形や大きさ、角度はそれぞれ違うのがふつうで、
ちょっとぐらいうしろに傾いているからといって異常なわけではないからです。
ただ、うしろに子宮が傾いていると、
生理の出血や、
女性ホルモンの影響で出血した血が
スムーズにでてきづらいために、
子宮の中で酸化した黒い血が出てきやすいということはあります。
スマホなどの携帯電話をやるときに背中や腰がまるまった姿勢になっていませんか?

こういう姿勢がお多いと、
骨盤が傾いてしまい、
中にある子宮も傾いてしまいますので、
長年こういう姿勢のままでいれば、
何年も経つと、
子宮が傾いてしまい、
生理の時に黒っぽい血が出やすくなります。
ふだんの姿勢に心当たりがあれば、
イスに座っているときは足裏全部とかかとが床にしっかりつくように座る

ヒールの靴をはいていないときは、
このような座り方をしてみてください。
骨盤が傾きにくくなりますので、
黒い血が出るのも変わる可能性はあります。
ただ、
子宮の位置が傾いていなくても、
すでにお伝えしたとおり、
体は20才から老化しはじめていますので、
20代後半ともなれば、
体の老化からくる生理の変化は多少なりともあるもの
だということは覚えておいてください。
次に、
「前回、体外受精についても説明いただいて参考になりましたが、
正直、今は、自分に自信が持てなくて婚活する気持ちになれず、前向きに考えられません。」
ということについて。
体外受精のことは、
知っておくと、
いざ妊娠を希望したときに
そのことを思い出すことで早めに行動しやすくなるので、
「そういう方法もあるんだな」ぐらいに思っていただければいいと私は思ってお伝えしました。
結婚については、
今のあなたがそういう気分になれないのなら、
むりにがんばろうとしなくてもいいと思います。
個人的には結婚にかぎらず、
むりにがんばろうとしてもあまりいい結果にならないことが多いと感じますので
むりにがんばるのはよくないのではないかと思っています。
私自身は結婚願望がないので
結婚に積極的になれないことがおかしいことだと思ったことはないです。
今まで10年も通院してがんばってきたのに、
生理のことで変化があったのなら
ショックは大きいでしょうから、
自分に自信が持てない気持ちになるのもおかしいことではないと思います。
ただ、
生理の変化が出るのは
30代近くなれば
体の老化でだれでも出やすいことなので、
あなたのがんばりとはあまり関係ないこともあります。
体のろ過による生理の変化は
早いと25才ぐらいから出る女性もいますから
あなたがあなたなりにがんばってきたからこそ、
今までは生理の変化があまりでなかった可能性もあるだろうと思いますよ。
あなたが一生懸命がんばってきたのなら、
あなた自身だけは
あなたががんばってきたことを
「よくがんばったね」と認めてあげるのもいいのではないかなと思いました。
残念ながら、
「がんばれば必ず
自分が望んだことで報われるわけではない」
ことはたくさんあります。
フィギュアスケートの
浅田真央選手は、
ソチオリンピックで必ずメダルがとれるだろうと期待され、
ご本人も恋愛などにも見向きもせずに
全力で血のにじむような努力をして
オリンピックにのぞんだことだろうと思います。
あれだけの才能に恵まれ、努力をしても、
ソチオリンピックではショートプログラムの演技で転倒してしまい、
メダルを獲ることが叶わなかったのです。
きっと浅田真央さんご本人しかわからない
報われない思いをしただろうと思います。
それでも、
浅田真央さんは、
メダルにきっと届かないだろう順位であったにもかかわらず、
ソチオリンピックのフリーの演技では
3回転ジャンプを華麗に飛び、渾身の演技で
会場もテレビを見ている人たちをも魅了し、
人の記憶に残る演技をしました。
正直に言って、
私はソチオリンピックでのフィギュアスケートの金メダリストのことは
覚えていないです…
でも、
浅田真央選手がフリーで見せた渾身の華麗な演技と、
演技直後の表情は今でも心に残っています。
彼女は、メダルを獲ることはできず、
報われない思いをしたと思いますが、
一方で、確実に人々の心に残ることを成し遂げました。
浅田真央さんのような人でさえ、
血のにじむような努力をしても、
オリンピックで金メダルはおろかほかのメダルも獲ることができず、
報われない思いをすることはあるのです。
でも、報われない思いをした一方で
人々の心に深く残ること成し遂げることができることもあります。
「【がんばれば望んだことで必ず報われるわけではない】けれど、
報われない思いをしたからこそ、
これからの自分の人生にとってなくてはならない大事なことを得ることもある」
のです。
私は子宮内膜症からくる
卵巣のチョコレートのう胞になり、
私になりがんばって漢方をしたり
食事に気を付けたりしましたが、
結局は卵巣の腫れが大きくなり手術になりました。
手術は開腹手術だったので
体に18cm以上の大きな傷ができましたし、
手術をしたことで
癒着が起きて、
体が冷えると癒着が痛くて眠れなくて
夜中に「痛いよー!!」と叫んで泣いてしまうこともあります。
「あんなに食事を頑張ったのに、
手術になって、
手術をしたあともこんなに痛い思いをするなんて…!!」
と、報われない気持ちになったことは数えきれないほどあります。
ですが、
子宮内膜症からくる
卵巣のチョコレートのう胞になって悩み苦しんできた
経験が私にあるからこそ、
同じようなことで悩んでいる女性のつらさがわかりますし、
私のようにならなたいために
なにができるのかを
ほかの女性にお伝えできるだけの知識などを持てるようになりました。
「【がんばれば必ず報われるわけではない】けれど、
報われない思いをしたからこそ、
これからの自分の人生にとってなくてはならない大事なことを得ることもある。
どんな経験もムダになることなんてない」
のです。
私は、子宮内膜症からくる
卵巣のチョコレートのう胞の手術を体験したことを
ブログに書いていることで、
いくつかの雑誌やサイトから取材を受けたこともあります。
自分の手術の経験をブログに書いたことで、
「こんなにくわしく書いてあって
とても勉強になりました。
すごく感謝しています」
と、
会ったこともない女性から
心のからの感謝をされたという最高の体験を何度もした
ことがあります。
心から感謝をされるって
もう…言いようのない幸せな気持ちになるんですよ。
感激して涙が出たことが数え切れないくれないくらいあります。
へこんだときに読み返して、
励みになるくらい、
誰かからの感謝の言葉に元気をもらえていますし、
幸せな気持ちになれます。
私が20代で卵巣の手術をしたとき、
「会ったこともないたくさんの女性から
心から感謝される」
という日がくるなんて想像したこともありませんでした。
もし、手術を体験したことがなければ、
会ったこともない女性から
心から感謝されるすばらしい体験をするという
最高の贈り物をもらう
こともなかったでしょう。
婦人科の病気になり、
大変な思いをしてきて、
報われないこともありましたが、
報われない思いをしたからこそ貴重な体験を得られることもあるのです。
これからのあなたの人生の中でも、
がんばっても望んだことで報われないことは起こるかもしれません。
ですが、
あなたが全力でがんばったことは
決してムダな経験ではなく、
報われない思いをしたからこそ、
あなたの人生に最高の贈り物をしてくれることもある
ということを知っておいていただきたいなと思いました。
参考になったらうれしいです。
↓
笑医力: びっくりするほど健康になる!/徳間書店

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めぐみ
メッセージについては、ブログのトップページに
案内を書いていますので、注意事項と一緒に確認してください。
メッセージをいただいた場合は、注意事項等もお読みいただいたものとしてブログで取り上げます。
メッセージの数が多いため、毎日最新のコメントをチェックしていませんから、「今日すぐに返事がほしい」とあっても、すぐにはお返事できないことをご了承ください。
どうしても心配なときはあなた自身が「すぐに」行動して病院に行ってくださいね

20代後半で
高校生のころから無月経が続き、
多のう胞卵巣症候群のためカウフマン療法中の女性から
「最近、生理の量が少なくなって、心配しています。」
というメッセージをいただき、
お返事をしたところ、
「11月の通院で先生が
年内はこのまま様子を見て、来年から方針を考えていきましょう、とのことです。
なせ出血量が減ったのか謎のままですが、よくあることのようですし、何か異常でないなら良かったです。」
というメッセージと、
「12月●日ー6日間で、不正出血だと思うんですけど、黒っぽいものが下着にうっすらと付きました。
おりものシートを使うほどでもなく、ごく少量でした。
以前もありましたが3日くらいでしたし、少量なので気になりませんでした。
でも今回は6日も続いたので、心配になりました。」
というメッセージをいただきました。
『こんにちは。先日、ご相談させていただきました、
多のう胞性卵巣症候群でカウフマン療法中の20代女性です。
「なぜ生理の量が少ないの?~多のう胞性卵巣症候群でカウフマン療法中の20代女性~」
の記事で、私の相談内容について、ご丁寧に解説して下さり、とても勉強になりました。
ありがとうございました。
「消褪出血」という言葉を初めて聞いて、
今まで排卵があると思い込んでいたので、ショックでした…
私は、排卵のない見せかけの生理だから、出血が少ないのは当然だよなぁ…と納得しました。
11月の通院で先生が
「薬を増やせば出血量も増えるけど、それで貧血になるかもしれないし、
出血量が少なくても、薬が効いて生理になっていれば大丈夫。」
という感じのお話をしました。
年内はこのまま様子を見て、来年から方針を考えていきましょう、とのことです。
なせ出血量が減ったのか謎のままですが、
よくあることのようですし、何か異常でないなら良かったです。
(生理の出血量が減る=早期閉経のサイン、と思っていて焦りました。)
(そもそも10年も自力で生理のない私は、体の状態は閉経と似たようなものじゃないか?と思っています。)
そして、すみません、
また気になることがあったので、相談させて下さい。
前回の生理(消褪出血)は、11月21日(火)~24日(金)の4日間。
今月は12月5日(火)~18日(月)まで、プレマリンとヒスロンを服薬し、
21日(木)か22日(金)に生理になる予定です。
12月11日(月)~16日(土)まで、不正出血だと思うんですけど、黒っぽいものが下着にうっすらと付きました。
おりものシートを使うほどでもなく、ごく少量でした。
以前もありましたが3日くらいでしたし、少量なので気になりませんでした。
でも今回は6日も続いたので、心配になりました。
自分なりの分析ですが、
・服薬期間中の中間あたりで不正出血しているので、薬の副作用ではないか?
・仕事が忙しくて、疲れやストレスが溜まっていた
・便秘気味だった
・寒さで体が冷えていた
それから、最近の消褪出血で、1日目に黒い血が出ることがあるのですが、
これも何か関係してるのでしょうか?
分からないことは、先生に聞くのが良いのでしょうが、生理の悩みは女性でしか分からない部分もありますし、
女性目線の意見がお聞きしたくて、思い切って相談しています。
次の通院日は1月26日なんですが、もし続くようなら、仕事の都合を付けて、
早めに診察に行った方が良いのかな、と思っています。
不正出血のことを、先生に相談したくても、でも、怖くて仕方がないです。
それは、内診を絶対やりたくないのです!
直接お股を診てもらえば確実ですし、診断に必要なことは分ってますが、
恥ずかしながら、この歳で性経験がないものですから、本当に嫌です…
「皆やってることだから恥ずかしくない」とか、「痛くないから大丈夫」とか、
そんな言葉は聞きたくないです。
10年も通院してるのに、薬も指示通り欠かさず飲んできたのに、良くなるどころか最近は異変ばかり…
前回、体外受精についても説明いただいて参考になりましたが、
正直、今は、自分に自信が持てなくて婚活する気持ちになれず、前向きに考えられません。
後半は愚痴っぽくなり、長文になって申し訳ございません。
自分でも、どうしたら良いか分からなくて涙が出て、とにかく聞いてほしくて、
メッセージを送らせていただきました。
何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。』
以前のお返事の記事をお読みくださりありがとうございます。
カウフマン療法のお薬をのんでいると、
自然な排卵をしていないということを知らなかったのなら、
びっくりなさっただろうと思います。
病院の先生は、
薬で見せかけの生理を起こしているだけのときでも、
混乱しないようにと
「生理」という表現をすることが多いようなので、
カウフマン療法をしているときに
生理っぽい出血があって、
病院の先生も
「生理はきているようだね」という表現をすれば、
排卵もしているだろうと勘違いしてしまうのは無理もないかなと思いました。
以前のご相談の、
カウフマン療法中にくる
見せかけの生理の量が少ないことについては、
「私は、排卵のない見せかけの生理だから、出血が少ないのは当然だよなぁ…と納得しました。」
と、納得することができたのであれば
よかったです。
11月の通院で、
担当医の先生とも相談できているようなので、
生理の量については年内で様子を見ることになったのなら、
そんなにおかしい対応ではないかなと思いました。
その後、
12月にくるはずの見せかけの生理の前に、
黒っぽいものが下着についたのが6日間続いたのが気になっているんですね。
少量とはいえ、
6日間続くのは気になるだろうと思いました。
お返事が遅くなりましたが、
その後、12月にくるはずの見せかけの生理はどうなったでしょうか?
あなたが気になっている不正出血については、
私から推測できることをお伝えしますが、
病的な出血かどうかは、
病院で検査してみて
医師が判断してみないとわからないことなので、
あくまでも参考としてお読みくださいね。
先に、メッセージで気になったことについてお伝えします。
メッセージでは、
「不正出血のことを、先生に相談したくても、でも、怖くて仕方がないです。
それは、内診を絶対やりたくないのです!
恥ずかしながら、この歳で性経験がないものですから、本当に嫌です…
「皆やってることだから恥ずかしくない」とか、「痛くないから大丈夫」とか、
そんな言葉は聞きたくないです。」
ということだったので、
そういうことでしたら、
担当医の先生が男性医師なら聞くのが怖いのはふつうのことかなと思いました。
私への相談では、
40才近い年齢の女性でも、
「内診の検査がこわくてやったことがない…」
というお悩みがある女性からの相談もありますし、
「結婚して10年以上経つけど、セッ●スはこわくてしたことがない…」
といった未完成婚の40代の女性からの相談もありますから、
こわくて内診の検査をやったことたないのは
あなただけではない
ですよ。
だれだって「こわい」ことはやりたくないのは同じ
であって、
それが、あなたの場合はたまたま内診の検査だっただけだと
私は思っています。
たとえば、
男性は意外と注射針が嫌いなので、
「注射は嫌いだから、
具合が悪くても注射がこわいから病院には行かない!!」
という男性もいます。
これも、
注射という
こわいことがあって
やりたくないから
病院に行かない
というシンプルなことです。
「内診がこわいからやりたくない」という気持ちと同じですよね?
私にも、
「こわいからやりたくない」ことはたくさんあります。
たとえば、
私は乗り物酔いしやすいので、
「回転するジェットコースターは気持ち悪くなるのがわかっててこわいから乗りたくない」
です。
このように、
だれにでも、
「こわいからやりたくない」ことの1つや2つはある
はずなんです。
女性の場合、
子宮や卵巣の検査をするには、
内診の検査が適しているので
「内診の検査はやってあたりまえ」だという雰囲気がありますが、
内診のことにかぎらず、
だれにだって、
「こわいことはやりたくない」ことがあるものがある
のですから、
「内診がこわくてやりたくない」
ということだけを特別に考えるのはおかしいかなと思っています。
ただ、
子宮や卵巣の病気かどうかを検査するときには、
内診の超音波検査をする方が、
お腹の上からの超音波検査をするよりは
よりくわしく検査しやすいですし、
子宮がん検査も内診で細胞をとる検査をするのが
より的確に病気の判断ができるというメリットがあることはたしかです。
「内診の検査がこわくてできない場合は、
子宮がんの検査が適切にできないし、
子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの検査も
適切にできないこともある」
というデメリットがあることを
自分でわかっていて、
内診の検査をしたくないとういことなら、
それはそれでご本人が自由に決めていいこと
だと思っています。
あなたが、
内診の検査をしないデメリット、リスクを承知でいて
内診の検査をしたくないと思っているのなら、
それはそれでいいのではないか
と私は思いますよ。
今はがんの検査方法も進歩していて、
日本では、1滴の血液からがんがあるかどうかを調べられる技術の開発が進んでいます。
ニュースに出ていた情報ですと、
卵巣がんは1滴の血液から発見可能のようですから、
こういった技術が進歩すれば、
今後は内診をしなくてもがんの検査をすることも可能になっていくだろうと思います。
話を戻して…
あなたが気になっている、
カウフマン療法での生理がくる前の
「不正出血だと思うんですけど、黒っぽいものが下着にうっすらと付きました。
おりものシートを使うほどでもなく、ごく少量でした。
以前もありましたが3日くらいでしたし、少量なので気になりませんでした。
でも今回は6日も続いたので、心配になりました。」
について、
私が推測できることをお伝えします。
黒っぽいものが下着にうっすらと
ついてごく少量だったとなると、
黒っぽいのは出血のサインとなりますが、
量が多くないようなので、
6日くらいで止まって、
その後、予定通りに見せかけの生理がきているようなら、
カウフマン療法で使っている薬の影響で
よくある不正出血のパターンではないかなと思いますので、
様子を見てもいいのかなと思いました。
心配であれば、
病院に行って先生に直接聞かなくても、
病院に電話してナースさんに出も聞いてみると、
「様子を見ていいです」といったことは教えてくれると思いますよ。
担当医の先生に直接聞かなくていいことですから、
これぐらいならできるのではないでしょうか?
黒っぽいものが下着についた時期は、
見せかけの生理がくる予定日の
10日前あたりで、
おそらくカウフマン療法でのお薬で、
プレマリンを飲み終える時期ではないかなと思います。
プレマリンは女性ホルモンのエストロゲンの成分があるお薬で、
プレマリンを21日間のんだあとだと、
22日目からは
プレマリンを飲まないことで、
体内のエストロゲンの量が変わるために、
軽い不正出血をしやすいです。
カウフマン療法をしていない
生理がふつうにきている女性でも、
体内のエストロゲンの量が変わる排卵の時期だと
病気ではない軽い出血をすることがありますので、
あなたが気になっている黒っぽい出血は、
プレマリンを21日のんだあとの出血っぽいので、
体内のエストロゲンの量が変化したせいで
だれでも起こる不正出血だったのではないかなと思いました。
量がごくわずかで6日間の出血だと、
1週間以内で終わっていますので、
ホルモンの影響で起きた出血の可能性が高いだろうと思いました。
病院の産婦人科の先生が相談にのってくれる
掲示板があるので利用してみてください。
大阪・心斎橋の無料産婦人科相談室↓
http://shinsaibashilc.com/contact/netqa
今まで、生理の予定の時期じゃないときに
不正出血がなかったのに、
今回どうして出たのか?
については、
体調によって、
軽い不正出血をすることはだれにでもありますので、
あなたがご自分で
「自分なりの分析ですが、
・服薬期間中の中間あたりで不正出血しているので、薬の副作用ではないか?
・仕事が忙しくて、疲れやストレスが溜まっていた
・便秘気味だった
・寒さで体が冷えていた」
という分析をしているとおり、
これらのことで
体が疲れていたり冷えていたのなら、
その影響で、
今まであまり出なかった軽い不正出血が出てもおかしくはないだろうと思いました。
とくに、
体が冷えると、
子宮が冷えて
病気ではない出血をしやすい
です。
生理の出血にしても、
消褪出血にしても、
子宮から出血するときには子宮が収縮することで
血が出やすくなっています。
子宮からの出血のイメージ
↓

子宮はいきなり冷えると、
生理でもなんでもないときでも軽く収縮していまい、
ちょっとした出血をしやすい
です。
私はふだんは関東の雪がめったに降らない地域に住んでいますが、
冬に雪が積もる地域に旅行に行くと、
気温差で体が冷えて軽く出血したことが2・3回ありました。
このように、
体が冷えて子宮が冷えると、
軽く出血することはだれにでもありますので、
ごくわずかな出血が数日で止まるようなら、
冷えの影響で出血しただけのことはだれにでもあります。
今の時期は寒い時期ですし、
急に冷え込むような日もありますから、
急に冷え込んだ日に
体内の女性ホルモンの量の変動が起こりやすい時期だと、
変動の影響で出血することはおかしいことではないです。
出血の色が黒いと病気だと思う女性もいますが、
「人間の血はだれでも、
最初は真っ赤で、
出血してから時間が経つと酸化して濃い茶色や黒っぽくなるもの」
です。
血まめも時間が経つと黒くなります
↓

黒っぽい血が出るのもふつうのことで、だれでも出ます。
病気だから血が黒くなるわけではないです。
生理の血にたとえると、
◎赤い血は、子宮の中で出血した血がすぐに体の外に出てきたときの血
◎黒っぽい血は、子宮の中で出血した血が、子宮の中にとどまってしまい、
時間が経って黒くなってから体の外に出た血
という違いです。
病気でなくても、だれでも黒っぽい血は出るものなので、
黒っぽい血が出ても
それが病的だということにはならないですから、
病院の先生も、黒っぽい血については
ほとんどなにも言わないです。
ご質問の、
「最近の消褪出血で、1日目に黒い血が出ることがあるのですが、
これも何か関係してるのでしょうか?」
についても、
黒っぽい血が出るから病的だということではない
です。
生理にしても、消褪出血にしても、
1日目に黒い血が出るのは
単に、子宮内で出血した血がすぐにでてこないで、
子宮の中で酸化してから出ているから、
黒っぽい血が出ているだけなのです。
生理の初日あたりは、
スムーズに生理の血が出る時期ではないですから
黒っぽい、茶色っぽい血が出やすいため、
婦人科の先生も、
「生理の初日は茶色や黒っぽい血が出るのはふつうで
おかしいことではない。
生理の終わりぐらいも茶色や黒っぽい血が出るのはふつう」
と、話していますよ。
私も30代になったあたりからは、
生理の初日と終わりは黒っぽいのが出るようになりましたが、
婦人科の定期検査では
そのことについておかしいといわれたことはないです。
生理の血の色の変化のイメージ
↓

今まで、
生理の初日に黒っぽい血が出ていなかったのに
なぜ黒っぽい血が出るようになったのか?
については、
◎体の老化のせい
◎子宮の位置が傾ている可能性
◎運動不足で子宮が冷えてしまい、子宮の力が弱くて収縮が弱まっている可能性
といったことで、
今まで生理の初日に
黒っぽい血が出なかった女性でも、
年を取ると
生理の初日や最後に黒っぽい血が出やすくなります。
私たちの体は20才ぐらいから老化が始まっているのを知っていますか?
20代ぐらいだと、
まだまだ体の老化なんてピンとこないかもしれませんが、
体の中では20才ぐらいから
老化がはじまっていますので、
体の老化の影響で
病気がない女性でも、
25才ぐらいから生理に変化が出たり、
生理のトラブルや不調が起きやすくなります。
とくに、
運動不足の生活だと、
子宮まわりが動かないために、
子宮が冷えてはたらきが弱まりやすく、
その影響で生理にも変化が出やすいです。
あなたは昼間、座りっぱなし、立ちっぱなしなど同じ姿勢でいることが多いですか?
同じ姿勢で過ごしていることが多いと、
卵巣や子宮まわりが動かないので、
冷えてしまい、
子宮のはたらきが弱まって
生理の血がスムーズにだせなくなりやすいです。
私も20代のころは、
生理の初日に黒っぽい血が出なかったのに、
30代になってから出るようなったので、
酸化して黒い血が出るようになりました。
黒い血が出るということは、
子宮の中で出血した血がすぐにでてこないというサインですから、
20才のころとちがって
子宮も老化しはじめて、
「出血した血をすぐに出せなくなってきたんだろうな~」
と、自分の子宮の老化ぐらいをしみじみ実感しました。
私は、
デスクワークで車通勤のうえ
運動嫌いで、家でも家事以外は座って動かない生活をしていたので、
本当に運動不足でした。
運動不足で卵巣や子宮が冷えてしまったのもあってだろうなと思い、
毎日5分だけでもストレッチをするようになったら、
黒い血が出るのも少し変わりましたよ。
あなたの年齢も20代後半で
30代に近いですから、
消褪出血の血が
子宮の中で出ていても、
体の老化で
子宮も前よりスムーズに血を出すパワーが弱っていて
生理の初日に黒い血が出てもおかしくはないだろうと思いますよ。
これについては、
お医者さんも「おかしことじゃない」と話すだけだと思います。
ですから、
メッセージにあった
「10年も通院してるのに、薬も指示通り欠かさず飲んできたのに、良くなるどころか最近は異変ばかり…」
ということについては、
10年もがんばって通院して
薬も指示通りにのんできてがんばってきたのなら、
生理に変化があるのは
やるせない気持ちになるだろうと思いますが、
10年も経てば体は老化するので、
なにかの治療を一生懸命していても、
体の老化からくる変化が出るのはふつうのことで
おかしいことではない
です。
20才を過ぎれば、
私たちの体は毎日老化していきます。
体を若返らせることはできませんから、
治療をしていても、
体の老化の影響はだれにもどうにもできません。
同じ治療をしていても、
20代と40代とでは
体の老化具合がちがうので、
治療の結果も変わってしまうのがふつうです。
あなたが今までがんばってきたからこそ、
今まではあまりトラブルが出なかったのだろうと思いますので、
30代に近くなれば、
少しぐらいは体の老化で生理の変化が出るのはしょうがないことだと
思っていただくしかないかなと思います。
ただ、不正出血は病気のサインのこともありますので、
気になるときは、
病院に行って直接先生に聞かなくても、
いつもの病院に電話して
「すぐに病院に行ったほうがいいですか?」
とスタッフさんに確認しておくと、
安心できると思いますよ。
病院の産婦人科の先生が相談にのってくれる
掲示板があるので利用してみてください。
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ほかに、
黒っぽい血が出やすいのは、
子宮の位置が傾いているパターン
のときです。


子宮の位置が傾いていると、
スムーズに血が出てきづらいため、
子宮の中で出血した血が
時間が経って酸化して黒くなってから
体の外に出やすくなります。
子宮の位置は
だれでもピッタリ同じではなく、
少し傾いている人もいます。
私は猫背で骨盤が傾いていたので、
病院でも
「子宮がうしろに傾いているね」
と言われるくらいで、
生理の初日もそうですが、
生理の4日目くらいになると黒い血が出ることが多いです。
子宮がうしろに傾いているのは病気ではないので、
病院でもなにもしません。
1人1人、鼻の形や大きさ、上向きかどうかなどが違うように、
子宮も形や大きさ、角度はそれぞれ違うのがふつうで、
ちょっとぐらいうしろに傾いているからといって異常なわけではないからです。
ただ、うしろに子宮が傾いていると、
生理の出血や、
女性ホルモンの影響で出血した血が
スムーズにでてきづらいために、
子宮の中で酸化した黒い血が出てきやすいということはあります。
スマホなどの携帯電話をやるときに背中や腰がまるまった姿勢になっていませんか?

こういう姿勢がお多いと、
骨盤が傾いてしまい、
中にある子宮も傾いてしまいますので、
長年こういう姿勢のままでいれば、
何年も経つと、
子宮が傾いてしまい、
生理の時に黒っぽい血が出やすくなります。
ふだんの姿勢に心当たりがあれば、
イスに座っているときは足裏全部とかかとが床にしっかりつくように座る
ヒールの靴をはいていないときは、
このような座り方をしてみてください。
骨盤が傾きにくくなりますので、
黒い血が出るのも変わる可能性はあります。
ただ、
子宮の位置が傾いていなくても、
すでにお伝えしたとおり、
体は20才から老化しはじめていますので、
20代後半ともなれば、
体の老化からくる生理の変化は多少なりともあるもの
だということは覚えておいてください。
次に、
「前回、体外受精についても説明いただいて参考になりましたが、
正直、今は、自分に自信が持てなくて婚活する気持ちになれず、前向きに考えられません。」
ということについて。
体外受精のことは、
知っておくと、
いざ妊娠を希望したときに
そのことを思い出すことで早めに行動しやすくなるので、
「そういう方法もあるんだな」ぐらいに思っていただければいいと私は思ってお伝えしました。
結婚については、
今のあなたがそういう気分になれないのなら、
むりにがんばろうとしなくてもいいと思います。
個人的には結婚にかぎらず、
むりにがんばろうとしてもあまりいい結果にならないことが多いと感じますので
むりにがんばるのはよくないのではないかと思っています。
私自身は結婚願望がないので
結婚に積極的になれないことがおかしいことだと思ったことはないです。
今まで10年も通院してがんばってきたのに、
生理のことで変化があったのなら
ショックは大きいでしょうから、
自分に自信が持てない気持ちになるのもおかしいことではないと思います。
ただ、
生理の変化が出るのは
30代近くなれば
体の老化でだれでも出やすいことなので、
あなたのがんばりとはあまり関係ないこともあります。
体のろ過による生理の変化は
早いと25才ぐらいから出る女性もいますから
あなたがあなたなりにがんばってきたからこそ、
今までは生理の変化があまりでなかった可能性もあるだろうと思いますよ。
あなたが一生懸命がんばってきたのなら、
あなた自身だけは
あなたががんばってきたことを
「よくがんばったね」と認めてあげるのもいいのではないかなと思いました。
残念ながら、
「がんばれば必ず
自分が望んだことで報われるわけではない」
ことはたくさんあります。
フィギュアスケートの
浅田真央選手は、
ソチオリンピックで必ずメダルがとれるだろうと期待され、
ご本人も恋愛などにも見向きもせずに
全力で血のにじむような努力をして
オリンピックにのぞんだことだろうと思います。
あれだけの才能に恵まれ、努力をしても、
ソチオリンピックではショートプログラムの演技で転倒してしまい、
メダルを獲ることが叶わなかったのです。
きっと浅田真央さんご本人しかわからない
報われない思いをしただろうと思います。
それでも、
浅田真央さんは、
メダルにきっと届かないだろう順位であったにもかかわらず、
ソチオリンピックのフリーの演技では
3回転ジャンプを華麗に飛び、渾身の演技で
会場もテレビを見ている人たちをも魅了し、
人の記憶に残る演技をしました。
正直に言って、
私はソチオリンピックでのフィギュアスケートの金メダリストのことは
覚えていないです…
でも、
浅田真央選手がフリーで見せた渾身の華麗な演技と、
演技直後の表情は今でも心に残っています。
彼女は、メダルを獲ることはできず、
報われない思いをしたと思いますが、
一方で、確実に人々の心に残ることを成し遂げました。
浅田真央さんのような人でさえ、
血のにじむような努力をしても、
オリンピックで金メダルはおろかほかのメダルも獲ることができず、
報われない思いをすることはあるのです。
でも、報われない思いをした一方で
人々の心に深く残ること成し遂げることができることもあります。
「【がんばれば望んだことで必ず報われるわけではない】けれど、
報われない思いをしたからこそ、
これからの自分の人生にとってなくてはならない大事なことを得ることもある」
のです。
私は子宮内膜症からくる
卵巣のチョコレートのう胞になり、
私になりがんばって漢方をしたり
食事に気を付けたりしましたが、
結局は卵巣の腫れが大きくなり手術になりました。
手術は開腹手術だったので
体に18cm以上の大きな傷ができましたし、
手術をしたことで
癒着が起きて、
体が冷えると癒着が痛くて眠れなくて
夜中に「痛いよー!!」と叫んで泣いてしまうこともあります。
「あんなに食事を頑張ったのに、
手術になって、
手術をしたあともこんなに痛い思いをするなんて…!!」
と、報われない気持ちになったことは数えきれないほどあります。
ですが、
子宮内膜症からくる
卵巣のチョコレートのう胞になって悩み苦しんできた
経験が私にあるからこそ、
同じようなことで悩んでいる女性のつらさがわかりますし、
私のようにならなたいために
なにができるのかを
ほかの女性にお伝えできるだけの知識などを持てるようになりました。
「【がんばれば必ず報われるわけではない】けれど、
報われない思いをしたからこそ、
これからの自分の人生にとってなくてはならない大事なことを得ることもある。
どんな経験もムダになることなんてない」
のです。
私は、子宮内膜症からくる
卵巣のチョコレートのう胞の手術を体験したことを
ブログに書いていることで、
いくつかの雑誌やサイトから取材を受けたこともあります。
自分の手術の経験をブログに書いたことで、
「こんなにくわしく書いてあって
とても勉強になりました。
すごく感謝しています」
と、
会ったこともない女性から
心のからの感謝をされたという最高の体験を何度もした
ことがあります。
心から感謝をされるって
もう…言いようのない幸せな気持ちになるんですよ。
感激して涙が出たことが数え切れないくれないくらいあります。
へこんだときに読み返して、
励みになるくらい、
誰かからの感謝の言葉に元気をもらえていますし、
幸せな気持ちになれます。
私が20代で卵巣の手術をしたとき、
「会ったこともないたくさんの女性から
心から感謝される」
という日がくるなんて想像したこともありませんでした。
もし、手術を体験したことがなければ、
会ったこともない女性から
心から感謝されるすばらしい体験をするという
最高の贈り物をもらう
こともなかったでしょう。
婦人科の病気になり、
大変な思いをしてきて、
報われないこともありましたが、
報われない思いをしたからこそ貴重な体験を得られることもあるのです。
これからのあなたの人生の中でも、
がんばっても望んだことで報われないことは起こるかもしれません。
ですが、
あなたが全力でがんばったことは
決してムダな経験ではなく、
報われない思いをしたからこそ、
あなたの人生に最高の贈り物をしてくれることもある
ということを知っておいていただきたいなと思いました。
参考になったらうれしいです。
↓
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めぐみ
メッセージについては、ブログのトップページに
案内を書いていますので、注意事項と一緒に確認してください。
メッセージをいただいた場合は、注意事項等もお読みいただいたものとしてブログで取り上げます。
メッセージの数が多いため、毎日最新のコメントをチェックしていませんから、「今日すぐに返事がほしい」とあっても、すぐにはお返事できないことをご了承ください。
どうしても心配なときはあなた自身が「すぐに」行動して病院に行ってくださいね