午前中から体調が悪いみたいだった。

なんとなくいつもと違う。

眠っていても穏やかな眠りじゃない。


午後になって二人の友達が来てくれて、

ひとりは、

冷えた手をさすって

「旦那さん、私の手を握り返してみて」

と言ったら握り返してくれたそうだ。


二人が帰ってから、

呼吸が浅く少し早いな、と感じて

パルスオキシメーターで測ろうとしても

全く測れない。

冷えてるから?

と思いさすって温めても全然。

この時点で訪看さんを呼びました。

下顎呼吸も始まっていたと思います。


夕方6時頃亡くなったと思います。


往診の先生がI時間半後に

雪の中かけつけて

死亡確認をし、

パパは亡くなりました。


苦しかった闘病生活でした。

治療をして良くなり

また悪化する。

希望と絶望を行ったり来たりした三年間でしたね、パパ。


痛みが無かったから

それだけは救いでした。

咳には悩まされたけど呼吸も苦しいとは言ってなかったし。


でも楽になって良かった。

すっかり痩せしまってメガネはかけられなくなっちゃったね。


パパさよなら。

ありがとう。