真珠の微熱54 | シンイ〜甘味処

シンイ〜甘味処

韓国ドラマのシンイにはまり、無謀にも自分で二次を書いてしまいました。
素人の書く拙い話しです、お暇なときに読んで
くすっと笑っていただけたら嬉しいです



真珠の微熱54













「どうした?」

上着を脱ぎ捨て上半身を
露わにしたチェ・ヨンが緩んだ
瞳で見つめてくれば
白い肌がほんのりと赤く染まる。

くすりと笑みを浮かべ
促すように黒い瞳が動く。

「う、ううん。別に・・・
包帯を外すわよ。」

大きな身体に手を回し
器用にくるくると包帯を
解いていく。

柔らかな髪がチェ・ヨンの
あご先にふわふわと触れ
時折、抱きつくように腕を
回されれば
このまま腕に封じ込めたくなる。

無理矢理退院した割には
傷口が綺麗に着いていた
みごとに割れた腹筋が
鎧のように6つに分かれている
筋肉の美しさは
男性雑誌の表紙を飾る肉体より魅力的だ。

赤く筋状になっている傷口を
消毒して薬を塗ると
今度は包帯を巻いていく。

「うん、これで良し。
貴方って自己治癒力が高いのね、
もう皮膚の表面が塞がってきてるわ。」

ウンスがテーブルに
広げてある医療器具を
慣れた手付きで片付けていると
背後から細い腰が
グイッと引き寄せられた。

首の後ろに埋められた
恋人の顔から
吐息のような掠れた声が
聞こえてくる。

「・・一時も離れたくない。
・・貴女のことが頭から離れない。」

熱い息がうなじにかかり
チェ・ヨンの高い鼻が
柔らかい髪を掻き分け
真っ白な肌にたどり着く。

乾いた唇がそうっと肌に触れた
ゆっくりと少しずつ
何かを探すように
首筋を這い回る。

「あっ・・・」

華奢な身体がぴくんっと
揺れると、
たちまち甘い声が漏れ、
自分のそんな声に驚き
ウンスの身体が硬直する。

耳まで真っ赤に染めた愛しい人が
身体を捩り逃げ出そうとする。
上半身裸の逞しい腕が
逃がさないとばかりに
力を込めてきた。

「あっ、あの、ヨン?
だめよ・・・貴方は怪我人よ。
・・その、こんなことは・・」

羞恥に半分パニックになりながら
逃れようとしどろもどろに
言い訳をしていく。


「だめです。
俺はもう我慢はしないと
言った筈です。
貴女を失うかもしれないという
恐怖を味わったんだ。
もう、ウンスを俺のものにしたい。」

腕の中にいるウンスを反転させ
向き合うように
真っ直ぐに黒い瞳が
覗きこんでくる。

「・・ウンスは・・嫌か?」

夜空のように美しいチェ・ヨンの
黒い瞳が不安げに揺れる。

「・・い、嫌じゃない。
でも、貴方はまだ怪我が治ってないわ。」

女としてのウンスを
医師としてのウンスが
本能にブレーキをかける
それでも、嫌じゃない、
という答えに目の前の恋人が
喜色をあらわす。

「では問題無い。」

嬉しそうに告げると
ウンスの脚を払い横抱きにして
柔らかなベッドに横たえた。

「えっ、えっ?  問題あるある!
ダメよ、傷口が・・・んっ・・」

抗議する声すら喘ぎ声の如く
チェ・ヨンを煽る。

小さな手をシーツに縫いとめ
紅い唇を塞ぐ
厚い唇がふんわりと食み
甘噛みしながら舌でなぞり
合図するように唇を突くと
薄く開く唇から
舌を潜りこませた。

慣れぬ舌を探し、 
吸いながら角度を変え堪能する
酸欠になりそうなほど
長い間キスを施され
ウンスはぼうっとしながら
抵抗していたことすら忘れ
脱力していく。

鳶色の瞳が潤み
とろんとした艶やかな恋人の
身体を大きな手が這い回る
つと、細い腰の辺りから
やんわりと指先を服の中に潜らせた。

湯上りのウンスは
カットソーに
ふんわりとしたスカートを
履いていた。
チェ・ヨンの愛撫で
めくり上がっていた
カットソーの端から
滑らかな肌を味わうように
手のひらを動かす。

無意識にチェ・ヨンの愛撫へと
応じている間に
上着は脱がされスカートが
捲れ上がっていた。

無骨な指先が小さな下着に
掛かると
ようやく今の状況に
ウンスの頭がついてくる。

「ちょっ、ちょっと待って。」

両手を突っ張り
覆い被さるチェ・ヨンの胸を
懸命に押し返す。

「もう、待たないと言いました。」

ひどく優しい笑みを浮かべ
もう一度キスをしようと
顔が近づいていく

ウンスが顔を背ければ
剥き出しになった首筋に
嬉しそうに吸いついた。

「わ、分かったから・・
ねぇ、お願い・・明かりを消して
・・恥ずかしくて死にそうよ。」

鳶色の瞳に薄っすらと
涙を浮かべ白い肌が
羞恥で赤く染まり
それがまた一層チェ・ヨンを
昂らさせ血管が逆流するほど
頭に血が昇る。

ときを惜しむかのように
素早く照明のスイッチを落とすと
大股でベッドへと戻っていった。















こんにちはkenちゃんですおねがい

お待たせしました爆笑
次回は別館ですドア

はあぁデレデレ
ここまで来るのに春から
なんと秋になってしまいましたビックリマークビックリマーク

皆さんのご期待に添えるかどうか(笑)
パラレルのヨンは
若干、攻めヨンになっておりますウシシウシシ

強引なヨンも好きと仰る方は
次回をお待ちくださいデレデレ

では、次回まで
加筆&推敲  頑張りますメモメモ



kenkomi3より愛を込めてぶちゅーぶちゅー