「がん」は、年代や性別を問わず発症する可能性があり、遠いようでいて実は誰にも等しく身近な病気になっています。
これほど医療技術が進歩してもなお、「がん」とはいったい何なのか、何が原因で生み出されるのか、実は明確にはなっていません。
裏を返せば、その原因が明確化されることで、予防することもある程度できる可能性がある、ということもいえるのではないでしょうか。
がんの原因に関する様々な学説の中で、私が最も納得できる発生メカニズムを提唱しているのが、免疫学の観点からがんの発生メカニズムを解き明かす安保免疫学の考え方です。
一部紹介します。
長期間の過酷な生き方やストレスが続くと、交感神経の緊張状態が長く続くこととなり、体はアドレナリンやステロイドを放出、その結果血管は収縮しミトコンドリアの機能は抑制、低体温、低酸素、高血糖の状態となります。
その状態は様々な症状を発生させ、長く続くと、がんを攻撃するリンパ球の働きが抑えられ、少しずつ、しかし確実に、がんが進行していく、というものです。
つまり、がんを発症してしまった人については、それが昨日今日の原因で発症するものではなく、「起こるべくして起こった自然の反応である」、というものです。
がんの発症は、緊急事態を切り抜けようとする体の適応反応の一部であり、体にとっての緊急事態を切り抜けることで、アポトーシス(自分自身でがん細胞を死滅させる)プログラムが働きがん細胞は消滅する、というものです。
また、がんを予防する、退縮させるための理論も明確です。
「ストレスを避け副交感神経優位の状態とすること」「体を温め全身の血流を増加させること」「栄養状態を良好に保つこと」「必要以上に薬や外科療法、化学療法などに頼らないこと」など、当たり前といえば当たり前のことですが、実は、これらの重要性を本当に理解したうえで日々意識的に実践している人はどのくらいいるのでしょうか。
日々の暮らしの中で、これらのことを理解し意識的に取り組むことだけで、がんに限らずほとんどの病気はかなりの部分で防ぐことができるのではないかと思います。
今抱えているすべての症状は、実は、今までの生き方や考え方、日常の暮らし方を反映しており、その主な原因を修正することで症状を改善することもできるのです。
そう考えれるようになると、今までの生き方や考え方などについて、今一度見つめなおすきっかけにもなるかもしれませんね。