2020年超個人的新作映画アワード | げそメモ

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レポートであり、備忘録でもあり、感想もあったり
そしてネタバレもあり
日本公開(配信)年で書いてあります

動画投稿始めてみました
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毎年恒例新作映画の記録です

 

2020年は

劇場 37本

自宅 107本

合計 144本でした

 

劇場は例年並み

自宅鑑賞は短編集をカウントしたりしたこともありちょっとかさ増し感はある

でもまぁ例年並みの量かと思います

 

発表自体はYouTube Liveで話したので、その記録です

結構そちらで喋ったので、こちらの記録は簡潔に

部門別みたいなのは今年は考えてないのでやりません

 

 

ベスト10

 

10. 「ジョジョ・ラビット」 (タイカ・ワイティティ監督)

9. 「37セカンズ」 (HIKARI監督)

8. 「パラサイト 半地下の家族」 (ポン・ジュノ監督)

7. 「ミッドサマー」 (アリ・アスター監督)

6. 「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」 (オリヴィア・ワイルド監督)

5. 「ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語」 (グレタ・ガーウィグ監督)

4. 「春を告げる町」 (島田隆一監督)

3. 「アルプススタンドのはしの方」 (城定秀夫監督)

2. 「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」 (ジョナサン・レヴィン監督)

1. 「TENET」 (クリストファー・ノーラン監督)

 

 

10. 「ジョジョ・ラビット」 (タイカ・ワイティティ監督)

戦争やナチスがテーマにあり、重くなったり説教臭くなったり表現は難しいはず…

なのに笑えるシーンと泣けるシーンとちゃんとした戦争に対する考え方と

とにかくすべてのバランスが絶妙だった

さりげなく、でも印象的に写っていたアレやアレにはちゃんと意味があります

笑えて泣けて、ヨーキーめっちゃ愛らしい映画でした

 

 

 

9. 「37セカンズ」 (HIKARI監督)

生まれる時に37秒呼吸が止まってしまい、脳性麻痺になってしまった女性が主人公

前半と後半でだいぶテイストが違うのだが、どちらも素晴らしかった

こんなに辛いの、こんなに大変なの、こんなこと頑張りました、

そんなお涙頂戴の感動系になってしまいそうなところをまた一味違う着地をしている

主役の女性が初の演技だが、彼女の話に基づいて作られていることもあり、半ドキュメンタリーのように見える

それくらい自然な演技と存在感だった

 

 

 

8. 「パラサイト 半地下の家族」 (ポン・ジュノ監督)

細かいことを喋る必要のないくらい完璧な映画

アカデミー賞獲ってるくらいですからね

とにかく面白かった

ちゃんとした評論を聞いたりするともっと深みが見えてくる素晴らしい映画

とにかく絶賛だが、8位なのは「好き」で比べるともっと好きなものもある

いや、このランキング全部同率1位くらい好きなので実質1位

 

 

 

7. 「ミッドサマー」 (アリ・アスター監督)

セラピー映画

美しい映像と時々ゾワッとする気配

なのに主人公が救われていく心地よさ

アリ・アスター大好き

 

 

 

6. 「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」 (オリヴィア・ワイルド監督)

ずっと見ていられる、お互いに肯定しまくりの最高のペア

ちょっとすれ違ってぶつかっちゃうこともあるけど、そんなの大人になって思い返してみればよくある話

そんな事があったからずっと仲良くできるんだよ、うんうん

なんて目で見てしまう心地よさ

そんな比較的よくある学園コメディの中でも新しい価値観がちゃんと含まれてて、

色んな意味で嫌になる場面が無いってのもまた素晴らしい

 

 

 

5. 「ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語」 (グレタ・ガーウィグ監督)

見るか悩んでいたけど、結局グレタ・ガーウィグとシアーシャ・ローナンのコンビは最高だった

女性の生き方の選択肢が少ない時代の中、それぞれ違う形で生きる四姉妹

どんな生き方でもいいけど、自分なりの幸せをちゃんと掴んで欲しいと思わせる

気づいたら(本人じゃなく、この世界に)感情移入してしまうような登場人物たちの描写

四姉妹が噛み合っていないようでちゃんと全部会話が成り立っているあの姦しさ(女の字が一個足りないけど)

身近なところに三姉妹の人が居るけど、本当にこんな感じで話が飛びまくってるに全部会話が成立している感じがあってそこはやたらリアルに見えたw

なんでも無いような日常会話を面白く、そして自然に描けるこの監督はやっぱり凄い

こんな古典作品の中にも現代的なアップデートの盛り込み方も見事

 

 

 

4. 「春を告げる町」 (島田隆一監督)

ベスト10唯一のドキュメンタリー

この映画を見た後どうしてもまっすぐ家に帰れない気がして、その場ですぐ見れた37セカンズに飛び込んだ

そしたらそっちも名作で、1日で心揺れ動かされすぎてハードだった記憶

鑑賞当時、オリンピック延期が決定した直後

もちろんそんな未来は誰も知らずパンフレットには「聖火リレースタート予定地」と書かれていたり

不安を抱えて生きている中に少しずつでも希望を見たり…とか考えたけど

表現するのも野暮な感じなのでどうにかして色んな人に見て欲しい映画

最後のシーン、家で一升餅を背負う子供を見て自分の小さい頃の写真を思い出したり、おばあちゃんに質問する子供の一言で涙が止まらなくなったり

どう良かったとか表現が難しいけど、とにかく心に残った映画

ベスト10の中で、一番色んな人に見て欲しい映画かもしれない

 

 

 

3. 「アルプススタンドのはしの方」 (城定秀夫監督)

これまた「桐島」映画

自分は確実に応援に行かない選択を取ってしまうと思うが、

行ったら行ったでなにか起きるってのは間違いない

微妙な距離感だった学生たちが次第に寄って行く感じのもどかしさとか探り合いとかムズムズした

声出ししてる先生みたいなタイプが一番嫌いだったけど、大人になって理解できる気持ちに気づいたり

時代が変わったラストシーン、自分は好きでした

たとえ数年に1回しか会わなくてもああゆう関係があるのって素晴らしい

 

 

 

2. 「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」 (ジョナサン・レヴィン監督)

セス・ローゲンが出てるんだからそりゃ好きですよ

更にはあのシャーリーズ・セロン、最高のコメディアンじゃないですか

めちゃくちゃ笑った

やっぱりセス・ローゲン大好き

 

 

 

1. 「TENET」 (クリストファー・ノーラン監督)

IMAX/GTレーザーのフルサイズで見たという体験も含めて圧倒的に1位

見た後に人と話してた時間も1位

映画館でノーラン映画を見たということだけで最高でした

長いから見返すのが大変で腰が重いのも1位

 

 

 

次点

「ザ・エレクトリカルパレーズ」

 ドキュメンタリーとして普通に面白かった、これも「桐島」

「初恋」

 窪田正孝も染谷将太もベッキーも最高

「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PRAY」

 2020年のジョン・ウィック映画

「ペイン・アンド・グローリー」

 アントニオ・バンデラスの名演ももちろんだが、この映画の持つ意味を考えるととても良い映画

「透明人間」

 諸々の描写はしっかり怖いんだけど、決着の付け方が最高

「ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから」

 これも一言で言い表せない関係性を持った学生生活

 

 

こう並べてみると学生友情ものが好きなのか俺は…?

いや、そんなはずはない…そんなもの毛嫌していたはずじゃ…

 

でもYouTube Liveで話してて気づいたのは、

今までホワイトウォッシュされていたりLGBTQをネタにされたりしていたものから

多様性が当たり前の表現になって来て、その価値観や表現がとても居心地良い

多様性、あるよね。って話でもなく、全てが自然にあるから良いんでしょうね

 

2021年、早速先が思いやられる状態ですがなんとか新作映画を見れる状況になってほしいです