今週の記録です
月 関ジャムドラム回が面白かったです
火 「全員死刑」、「ゲット・アウト」、本屋に行っていろいろ見ました
水 「グローバライズ」、今年の通常仕事の山場でした
木 「怪盗グルーのミニオン大脱走」、フォーミュラEがBS日テレで放送されて嬉しいです
金 グランツーリスモでニュルブルクリンク北コースに挑みましたが…無理…
土 「ゴースト・イン・ザ・シェル」
日 山場を超えたと思ったら、地味に忙しさが残ってます
「全員死刑」
(2017/日本)
大牟田4人殺害事件を題材とした「我が一家全員死刑」を原作とした映画
借金を抱えたヤクザ一家が生活に困り顔見知りの貸金業者一家に強盗に行くことを決意
兄弟で誰も殺さず金庫だけ奪うつもりが、結果的に親も巻き込み4人で襲撃することとなる
襲撃された側も母、兄弟とその友人と4人が殺害される
内容からして思い出すのはやはり園子温監督の「冷たい熱帯魚」、そして白石和彌監督の「凶悪」も近いかな…
温度感もテンションも真逆といえるほどの上記の2作だが、その2作とも全く違う印象の映画だった
ヤクザ…と言うより地方ヤンキー感のある兄弟がハイテンション、かつ無計画に襲撃に行く様子は笑える。
人が死んでるから不謹慎だけども。しかも関係ない友達まで巻き込まれてるし
弟ヤクザの間宮祥太朗が主人公なのだが、多分ヤクザ一家に生まれて無ければ親思いで素直で超良い奴
その親兄弟愛が故に強盗を手伝って…いや、結果的に乗せられて主導するような立場になってしまう
なので最初はヤクを捌いてたくらいだったのに、ちょっと首を突っ込んだばかりに転落して行く
1人殺したばかりに次々殺さなきゃいけなくなるが、だんだんとその狂気に飲み込まれていく様子は本人のテンションにも現れていて良かった
そして、地方ヤンキー感を一番醸し出していたのが方言
大牟田弁(なのかな?)で喋るとガラは悪いし、けど田舎臭いし、しかも役者たちがまた上手くてかなり好きだった
役者で言えば兄ヤクザ役の毎熊克哉はケンとカズのカズ役の人、これもまた良いヤンキー感
みんなエスパーだよ!の染谷将太が喋る三河弁がマイ・ベスト方言演技だと思っていたけど、それに匹敵するレベル
また、地方の閉塞感のある村社会が嫌いとよく言っているが、その雰囲気が強く、親のために友人・顔見知りの隣人を殺すってその最たるものだと感じた
村が嫌いだからそこでもがき苦しむ映画が好きです
その反面、主人公の気持ちは理解できないけども…
重いサスペンスや、バイオレンスエログロ的な期待をすると方向は違うが、テンション高めでヤクザ寄りのヤンキー映画みたいな感じで楽しめる映画でした
フィクションとしてかなり楽しめたのだが、この大筋が現実にあった話だと思うと恐ろしくてたまりませんがね
そんな無計画に襲撃する!?と思っていたら本当に無計画だったらしい
その原作は次男の獄中手記らしいが、その何処までが本当の話なのかがわからないが…
「ゲット・アウト」
(2017/アメリカ)
白人の彼女の実家に招待されたアフリカ系アメリカ人の主人公
歓迎されるが、使用人は皆黒人
そして催されたパーティではみなわかりやすく黒人との交友関係や筋肉の話をする
その様子はどこからどう見ても「何かがおかしい」と感じる
彼女の母に禁煙に効くと言う催眠をかけられてから身体の調子もおかしい
ずっとキリキリとした嫌な空気感、居心地の悪さが流れ続ける様子は結構しんどい
実はそのパーティは誘い込んだ黒人の身体をかけてのオークション会場になっていた
買われた黒人は催眠によって眠らされ記憶を無くされ、老いた白人の脳が移植される容器となる
前半の嫌な雰囲気が後半の真相に向けてしっかりと伏線になっている
そしてそこから脱却する方法も無理なく、ハラハラとする良いサスペンス
細部までとにかく上手いと感じるような面白い映画でした
「怪盗グルーのミニオン大脱走」
(2017/アメリカ)
怪盗グルーシリーズの3作目
ミニオンズは見たけど実は1,2作目の月泥棒とミニオン危機一髪は見てません…
グルーは悪党を辞め、反悪党同盟として働いていたが今作の悪役「バルタザール・ブラット」を取り逃したことにより職を追われてしまう
そんな中、グルーにはドルーという生き別れの兄弟がいることを知る
悪党になりそこないだったドルーと協力してブラットから宝石を取り戻し、反悪党同盟に復帰しようとする
そして悪党から足を洗った姿を見てミニオン達は新たなボスを求めて旅に出る
ブラットは自身が80年代の時に子役で大ヒットした姿にすがりついているということもあり、マイケル・ジャクソンなどの音楽がかなり楽しく使われていた
ブラットは宝石を盗んだ後、グルーに追われないことを寂しく思う
それはバットマン-ジョーカー的な関係性そのままだった
グルーを見限ったミニオン達はピザを求めて撮影所にたどり着き、流れでオーディション番組で歌を歌い(予告編で使われてる部分)、不法侵入で捕まり、グルーが恋しくなって刑務所から脱走し、空を飛んでいる最中偶然グルーを見かけて協力しに行くと言うほぼ本編とは別の話
子供も見れる単純な話でミニオンはカワイイし面白いし、出て来るガジェットはワクワクする物が多いし(見ててスパイキッズを思い出した)、気楽に楽しめました
ただ、子供が見るにしてはミニオン出番少なかったり、敵と戦おうとする意思が難しかったりしないのかな…?と思った
ミニオンの出番に関しては怪盗グルーシリーズを見てないのでなんとも言えないですが
とりあえず過去作も見てみたいと思います
「ゴースト・イン・ザ・シェル」
(2017/アメリカ)
士郎正宗原作の「攻殻機動隊」を原作としたハリウッド映画
科学が発達した近未来では身体のパーツを義体化することによって機械と人間の良い所を両方持ち合わせるようになった
その義体化されたエリート集団公安9課は日々サイバーテロを監視していたが、とある事件を追っていると、自身の記憶が操作されていた事に気付く
原作や過去のアニメ映画などの作品は全く見ておらず、完全に事前情報無しで見ました
なのでこれが出来が良いのか、原作に忠実なのか、オマージュやリスペクトやオリジナリティがあるのかなにも知らないので、ストレートにこの映画の感想と言うと
「ブレードランナーってやっぱすごいな」
と言ったあたり
やっぱりあの町並みや設定などかなりブレードランナー
スカヨハさんのアクション良かったけど、アクション見るならルーシーでもいいかなぁ
科学は発展したけど武器は少し時代に追いついてない感じがあったり、暗闇で銃の火花でピカピカ照らされて見えるアクションシーンはこの映画には合ってないだろう!と
そして英語音声日本語字幕で見ましたが、字幕の出ない北野武のセリフが一番聞き取りにくかったw
まぁそんな感じで自分にとってはイマイチでした
押井守版の映画とかは評価良さそうなので気が向いたら見てみたいと思います
「グローバライズ」(著:木下古栗)
だいぶ前のアメトーーク読書芸人で気になった本
日頃ほぼミステリーしか読まないのでだいぶ慣れない文体でしたが、まさかそんな内容だったとは…
短編集なのですが、そのどれもが予想外の方向へ向かって落ちる
詳しく説明したいけど出来ない!それに知ってしまうと勿体ない!
何も知らない状態で一度読んでみてほしいです
「えっ、そんな話なの!?」
と思うこと間違いないでしょう
話によってはめちゃめちゃ笑えます
家に居てもゲーム→映画→ゲーム→映画、たまに本ととても堕落した生活を送っています
なので何もない日々!
もう少しで仕事の年一の大イベントが終わるのでそれさえ終わればもっと気も楽になっていろいろ出来るのかな…と思います
モンハンワールドのβテストが始まりましたが、未プレイです
ってか、買うかどうか悩み中…
あまりに他にやりたいことが多すぎて手を付けられない気がして…
とりあえず年内にニーア終わらせて考えればいいかなぁ
中古ですぐに値段下がらないかなぁ
なんて思ってます
今週も疲れました
以上です