「どうしてこんなにうまくいかないんだろうか」
「ストレスばかりたまってたまらないよぅ」
そんなことを思ったことはありませんか。
しかし、現実は厳しいもので、なかなかうまくいかない。
そんなときにはどうすればよいのでしょうか。
現実の重み。
現代のように世界中が急激に変化している時代には、
その重みに打ちのめされて、
ストレスばかりたまってしまうということが多いのではないでしょうか。
ストレスがたまると、つらくなって生きるのさえイヤになってしまう。
しかし、その現実から逃れようとしても、
どうしてよいかわからないことがもっとつらい。
ですから、現実というものは、やはり重いのです。
けれども、実は思考が現実を作っているのも事実。
私たちは、生まれたときには社会からの影響はほとんどありません。
しかし、成長するに従って社会的な性格を内面化してきます。
例えば「いい大学に入れば・・・」
「競争に勝つことが良いこと」
「人には迷惑をかけない」・・・。
そのような常識を内面化して、
その自分を当たり前だと思うようになります。
ところが、そのような社会的性格を内面化すると、
実はこれがつらく、悩ましい人生を作り出すもとになってきます。
具体的には、「競争に勝つことが良いこと」と思い込んでいる限りは、
勝ったり負けたり。
いつも、負けることの不安や怖れにさらされて生きることになります。
その結果、ネガティブな感情に支配されてしまうようになる。
ですから、社会的な性格や常識が、
実はネガティブな現実をつくっているということです。
ということは、そこから解放されるためには?
そのようなネガティブな現実を感じてしまい、
絶望してしまうときこそチャンスなのです。
成長するに従って内面化してきた社会的な性格、常識というものを、
一枚一枚はがしていく。
はがしていくと、そこには常識に囚われない「何もない」自分を発見します。
「何もない」というと空虚なことと捉えられてしまうかもしれませんが、
そうではありません。
逆に、何ものにも囚われない自分を発見します。
今まで社会的常識というフィルターで自分や世界を歪めて見てきたもの。
それがなくなって、世界と自分とのすきまがクリアになってくる。
すると、「生きているだけで楽しい」という自分を発見することでしょう。
そうです、思考は現実をつくるのです。