息子が中学3年の7月下旬(今から約1年4ヶ月前のこと)
全中の県大会を敗退してしまったので、部活の練習量も減っている時期でした。
そのためか、息子の体調も悪くはなく、元気に過ごしていました。
元気そうなので、寝起きの頭痛のことについて聞いてみたことがありますが、相変わらず頭痛は1,2ぐらいあるようでした。
倦怠感は日によってほとんどない日もあれば4ぐらいある日もあるようでした。
7月下旬になると、隣の市の市長杯がありました。
3年生は、地域のリーグ戦を最後までやってから引退する子と、この市長杯で引退する子で分かれます。
息子はここでの引退を決めていました。
私:「せっけく復帰したのだから、リーグ戦の最後までやってもいいよ。」
息子:「高校に行きたいから勉強する。だからここでやめる。」
親とすれば、やめて体調を整えて高校を目指して欲しい。
しかし、息子が起立性調節障害にならなければ迷わずリーグ戦の最後までやっていただろうなと思うと切なくなりました。
市長杯当日は3年生の進学を希望している学校の説明会があり、主力組がごっそりといない状況でした。
そのため、息子はFWとしてスタメン!
スタメンで試合に出るのは復帰してから初めてのこと。
この大会で引退を決めているもう一人の3年生もスタメンで出場。
開始前に、試合を見にきているお母さんたちに、今日で息子が引退することと、復帰してから何もお手伝いできなかったことのお詫びに回りました。
ほとんどのお母さんが小学生時代から知り合い。
「〇〇くん(息子)、元気になってよかったね。」
「最後までやればいいのに。」
と言ってくれました。
挨拶まわりが終わりませんが、試合が始まりましたので試合に集中しました。
息子は、一生懸命ボールを追いかけて走っていました。
ここで息子が引退とわかっているので、仲間や後輩が一生懸命応援してくれていました。
途中、ヘディングシュートがバーに当たるという惜しいシーンがありましたが、結局得点できずに前半が終了。
ハーフタイム中に主力組が駆けつけてきましたので、息子は前半で交代でした。
これで中学のサッカーは引退。
復帰後、頑張りましたが、結局は主力組に追いつくことはできませんでした。
それはしょうがない。
贅沢は言ってはいけない。
最後に試合に出れたことをよしとしよう。
結局、その試合は前半2失点したことが大きく、負けてしまいました。
試合後は、お母さんたちと談笑しながら、解散になるのを待ちました。
グランドの中央部で輪になって、顧問の先生や外部コーチの話を聞いています。
少し長いなと思っていると、息子が挨拶をしています。
息子は挨拶しながら涙ぐんでいました。
それを聞いて友達の子たちも涙ぐんでいました。
グランドの中央部で話をしているので、話している内容がわかりません。
すごく気になりました。
続きます。