今日は赤坂イタリアンの老舗、グラナータさんで久々のランチ。
店舗を移転する前はLA BETTOLA（ラ・ベットラ）の落合シェフが
日本におけるイタリアンブームの火付け役として
バブルの時代に活躍していた事でも有名なお店だよね。
そういや俺が子供の頃はパスタなんて言葉自体が知られておらず、
スパゲッティっつったらミートソースかナポリタンのどっちかで
当然マカロニやラザニアなんてのは全く別の食材という認識が一般的だったっけ。
そんでペペロンチーノとカルボナーラを生まれて初めて食べた時は
この世にこんなウマいものがあったのかとえらく感動した記憶が･･･(;´ω｀)
そんなグランデなコンモヴィメントを間接的に与えてくれた落合さんだけど、
現在のグラナータはランチに関してはカジュアルな味を提供しているので
値段の割に･･･って感じで今回も相当ご無沙汰。そういやディナーにも全然来てないなぁ。
で、ランチはパスタを中心に5種類。
ペシェが良かったんだけど、ペシェはスペシャルのみでプレートもカルネになっちゃうので
今回は人気の二色パスタランチ1,500円をお願いする事に。
まずはフォカッチャから。
発酵が弱く、焼き上がりからもやや時間が経っている為
サーターアンダーギーみたいなボソボソと詰まった食感に。
フォカッチャはなるべく開店時間に合わせて焼いてくれたほうが客としては嬉しいな。
グリーンサラダ。
ドレッシングはシードルビネガーとEVOを合わせたシンプルなもの。
これはお手軽に作れるので家庭でもオススメ。
黒胡椒を粗挽きでちょびっとだけ加えてみるのも面白いね。
んでこちらがメインとなる二色パスタランチ。
ラザニアと本日のパスタ料理より1品が1皿に盛られたお得感のあるプレート。
まずは帆立貝とフレッシュトマトのスパゲッティバジリコ風味から。
今日はあっさりとした魚介系が食べたかったんだな。
んでスパゲッティは舌触り的にディ・チェコかな？
No.12あたりで、ムチムチと食べやすい食感に仕上げてあるね。
味のほうは帆立の甘味をベースに構成されているけど、
そこにアーリオを効かせバジルをアクセントにする事で
トマトも引き立たせつつ風味にメリハリをつけている感じ。
塩もピッタリと決まっていてランチとしては充分なクオリティ。
お次はラザニアを。
ちょっと軟らかめの仕込みとなっているけど、
逆にこのくらいの軟らかさのほうが型崩れせずに食べやすかったり
使っているソースと一体感が生まれたりするので一概に良し悪しを判断する事は出来ない。
そんなラザニアは5層に重ねられており、小麦粉を丁寧に炒めた滑らかなベシャメルと
酸味を抑えつつ旨味を逃がさずしっかりと閉じ込めたラグーを間に敷き詰め
チーズと共にサラマンダーで香ばしくこんがり。
ソースは忠実に仕込まれており、全体的な食感のバランスもとれているので
カジュアルながら安定感のある味を愉しむ事が出来るね。
店内は明るい陽射しが降り注ぐ解放感のある空間となっており、
何よりここはランチタイムから接客応対が素晴らしいので
心地良い時間を過ごすという意味では申し分ない優良店！
個人的には原価計算がよぎってしまう為ややイクスペンシブな印象があるけど
有名な老舗イタリアンでランチを愉しみたい！って方の期待には充分に応えてくれるでしょう( ՞ਊ ՞)☝
でもイタリアンはどこのお店にしたって基本ディナーのほうが愉しいよね。
グラッパのないイタリアンなんてスプライトのないマクドナルドみたいなもんだし・・・（←超微妙）
イタリア料理 グラナータ
オフィシャル：http://www.granata.jp/
