今回は今から3年半前の2009年12月に治療したピロリ菌についてお話しようと思います。
とりあえず俺はこう見えても（姿見せてねーけど）ぼちぼちストレスを溜めるほうで
ナマイキにも毎日のように胃痛に苦しんでいたりしたのね。
んでそんな折会社の健康診断で胃カメラを勧められたので
勇気を出して一発飲んでみちゃったりなんかしちゃったりしたワケ。（広川太一郎さん風に）
その内視鏡検査の様子に関しては以前話している のでココではスキップするけど、
その検査で胃にびらんが見えたので
ついでに胃粘膜からピロリ菌の検査をしてみたら見事に陽性反応。
治療は任意だけど、胃潰瘍や十二指腸潰瘍及び胃ガンなどといった病気も
要因の殆どはピロリ菌にあるなんて言われちゃったもんだからとりあえずお願いする事に。
ちなみにピロリ菌の検査は胃カメラを飲まなくとも
呼気検査っつって息をフーっと吐くだけの簡単に出来ちゃうものもあるので
1度はやっておく事をオススメします。
そして渡されたのがこちらのお薬。
これは1日分（朝晩2回）のセットでこいつを7日間飲み続けるだけ。
画像は当時携帯で写メしたものなのでチト分かりづらい。
でも空容器を保管してあったのでデジカメを使い撮り直し！
武田薬品のランサップ800。サランラップちゃうぞ！
飲み間違いのないようちゃんと色分けされているのが特長だね。
裏面。開封しちゃってて読みづらいので軽く抜粋。
・1日2回（朝・夕）7日間続けて服用して下さい。正しくのみ続ける事が重要です
・軟便、下痢などの消化器症状や味覚異常などを起こすことがあります
・これらの症状が起こっても自分の判断でのむ量や回数を減らしたりせず
残りの薬を最後まで（7日間）のみ続けて下さい。
ただし症状がひどくなった場合は主治医または薬剤師に相談してください
・発熱、腹痛を伴う下痢、あるいは下痢に粘液や血液が混ざっている場合は
直ちに薬を中止し主治医又は薬剤師に連絡してください。
この途中で薬をやめちゃうという行為が1番いけないらしいので、
よほどの事がない限りはサボらずにしっかり朝晩飲む事が大事！
副作用に関しても一応ビオフェルミンを処方してくれるのでそこまでの心配もいらないかな。
お次は治療薬の詳細について手短に。
まずは①のタケプロン30から。
こちらは胃潰瘍及び十二指腸潰瘍の予防薬で、
胃酸過多や胃酸の逆流を抑える効果があるらしい。
続いては②のクラリス200。カリオストロのヒロインちゃうぞ。
こちらはいわゆる抗生剤で、ヘリコバクター・ピロリ菌の他に
クラミジアなどにも効果があるとの事。
最後の③アモリン250も抗生剤でペニシリン剤の一種。
ピロリの他インフルエンザやあらゆる大腸菌をも駆除する能力を持つらしい。
ちなみにランサップには400と800があるけれど、
両者の違いはクラリス錠の主成分となるクラリスロマイシンの量にあるそうで
800は400の倍使われておりどちらを処方するかは医師が状態をみて判断するとの事。
そしてこいつを言われた通りに飲み続ける事1週間、これといった副作用もなく無事終了。
再検査は飲み終えてから1ヶ月後。
この1ヶ月間でピロリが再生していなければ除菌は完全に成功と見なされるワケなんだけれど、
再検査は呼気検査だったっけかな？頑張って飲み続けた甲斐もあり無事成功！
ただここで失敗してしまうと更に強力なおクスリで2次除菌を行うハメになるので
薬は飲み始めたら最後までちゃんと飲み続ける事！
成功率は80～90％と失敗する可能性もあるので
除菌が確認出来るまでは決して気を抜いてはいけない。
その他の体験談及び詳細に関しましては上記のお話も含め箇条にまとめておきますので
興味のある方は目を通してみて下さい。
～ヘリコバクター・ピロリ菌の発見から治療後まで～
自覚症状
慢性胃炎
発見まで
半日ドックの胃カメラにて
胃にびらんがあった為胃粘膜を採取、陽性反応
感染ルート
幼児期。経口、汚水等
感染場所
幽門付近。胃酸の届かない胃の奥のほうで繁殖しているため
ピロリ菌の存在自体も20世終盤まで知られる事がなかったらしい
ピロリ菌による弊害
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌を引き起こす可能性有り
検査方法
内視鏡検査及び呼気検査
呼気は息を吹くだけで一切の不快感を伴わない
除菌治療
1日朝晩2回の治療薬内服を7日間。食前食後等指定は特に無し
再検査
薬を飲み終えてから1か月後
費用
診察込みで38,500円（港区のクリニックにて）
安くて1万円台のところもあるらしい
治療薬（1回分）ランサップ800の場合
【タケプロン30】1錠
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の予防薬
胃酸過多や胃酸の逆流を抑える
【クラリス200】2錠
マクロライド系抗生剤
ピロリの他クラミジアにも効果有り
【アモリン250】3錠
ペニシリン系抗生剤
ピロリの他インフルエンザ菌や大腸菌全般にも効果有り
副作用
味覚障害、軟便、下痢、ひどい場合は血便等
副作用の予防
ビオフェルミン等止瀉薬を朝昼晩の3回、1回1～2錠服用
予後
ピロリ菌がいなくなり胃が正常に戻る為、
抑えられていた胃酸が逆流し胸焼けを起こす場合あり
成功率
80～90%。失敗した場合は薬を変えて2次除菌を行う
薬物の併用
禁忌指定は特にないが常用薬のある方は念の為医師に相談が望ましい
サプリメントは問題なし
食事
ココアやチョコレートといったカカオ製品、ブロッコリースプラウト、
ヨーグルトは薬が効きすぎるので避ける
アルコールは血中のアセトアルデヒド濃度が著しく上昇し
分解が追いつかなくなる為悪影響
喫煙
除菌の失敗率が上がるので禁煙したほうがよい
治療中の症状
4日目…ごく軽い軟便
7日目…喉と舌の根元に苦味のような違和感あり
ピロリ菌は胃や腸に悪影響を及ぼすあらゆる病気の因子です。
特に胃潰瘍や十二指腸潰瘍はストレスではなくピロリ菌が原因といわれていますので
こちらの病気でお悩みの方はなるべくお早めに除菌する事をおすすめします。
ちなみに除菌に成功すると食欲が増加する場合がありますので
俺みたいな食べ過ぎ呑み過ぎには充分注意しましょう！！
あとこの他質問等ございましたらブログやってる限りは何年後でも受け付け可能ですので
いつでもお気軽にコメント下さい。
経験上の分かり得る範囲でよろしければお答えしていきたいと思います。（記憶は曖昧スけど）
⇒内視鏡検査(胃カメラ)のお話
http://ameblo.jp/kenken4126/entry-10681551889.html
