霞ダイニング1Fの一番奥にある中国料理屋の檸檬(れもん)さん。
なんとな~く場末中華的なニオイを俺の嗅覚が感知していたので今まで来た事がなく
食べるのは今日が初めて。
店内には「別れても好きな人」が有線で流れていたりして、
違う方向への期待に拍車がかかる。
とりあえずランチメニューはこんな感じ。
定食、麺類、飯類合わせ20種類以上と品数は豊富。
半麺ものと半飯ものを組み合わせられるセットもあるので今日はこっから選んでみよっかな。
山椒チャーハンってのに激しく惹かれたんだけど、炒飯はとりあえず半量で様子を見てからネ。
夜限定の定食なんてのもある。こちらはライスお替り自由。
腹ペコの残業組には嬉しいサービスだね。
卓上には自家製の食べるラー油も置いてある。
ポットに入っているのはお水でもお茶でもなくキーンと冷えたジャスミンティー。
これも素敵なサービスだね!
んでこちらが本日のオーダー、半麺+半チャーハンセット950円。
半麺は野菜坦々麺、半飯は五目チャーハンをチョイス。
うぅ~んどうですか。レンゲじゃなくてスプーンが付いてきましたよ?
まずは麺がのびない内に坦々麺から。
野菜坦々麺って事で野菜炒めが乗っかっている。
その下には鶏挽肉の肉味噌がチョビっと盛られている。
スープは芝麻醤を使用。
辛さも殆どなく、担々麺ってより白ごまラーメンといったほうが妥当な感じ。
日本の中華料理屋さんあるあるに出てきそうなオーソドックスなあの味ね。
瓶の中を見てみると、なにやら丸いものと四角いものが。
お~、こりゃ金時豆と油条か。
これなら汁物にバッチリ合う事間違いないね!
こいつをタップリと入れて、何とか担々麺っぽくなった感じ。
麻も辣もほどほどに効いているので結構使えそう。
この油条はガリガリに硬いのでスープに入れるなら食べ始めに入れたほうがよいね。
ジャンジャカ炒めている音が厨房から聞こえたので多分作り置きではない。
半チャンの割にはそこそこのボリューム。
そしてこのクオリティー!
スプーンで掬うと塊ごと持ち上がってくる、
もち米で作ったかのようなベッチャリネットリのジャスト昔ながらの中華屋チャーハン!
俺の嗅覚に間違いはなかったッ!(╯⊙ ◞౪◟⊙╰ )
地元にスッゲー昔っからある年季の入った大衆中華屋で、
80前後のジサマの大将が膝とか腰とかが痛くて厨房に立てないもんだから
そのジサマの嫁の80前後のバサマがジサマの代わりに古びた雪平鍋を持って
接骨院の話とかしながらマイペースでヨタヨタと作ってくれた、そんなような味。
大山とか尾久とか曳舟とか西荻とか蕨とか松戸とか厚木とかじゃなく、
ここ霞ヶ関でこの味が食べられる事に意義があるのだ!(あんのか?)
こんな感じのテンションで行けば愉しめるお店だけど、
本格中華を期待して行くと眼鏡をかけている人は眼鏡が斜めにずり落ちちゃうかもネ。
違う方向への期待には見事に応えてくれたけど、
とりあえず次回の山椒チャーハンはナシだな(´ω`)
あとサービス担当のオジサマの接客は物腰が柔らかくて良かったです。
上海レストラン&バー 檸檬
霞ダイニングオフィシャル:http://mi-mo.jp/store.php?iid=0011&tid=00000199