注文していたCDが忘れた頃に家に届いた。
ワーグナーの歌劇タンホイザー、ショルティのウィーンフィル。
超名演!
3枚組だけど、全部聴くと3時間はかかります。
つったってニーベルングなんか続けて聴くだけで丸1日かかるからね。まだマシよ。
しかも歌詞付き(笑)
先日ラジオで流れていたのを聴いたツレがえらく感動したようなので久々に買う事にした。
タンホイザーはカセットしか持ってなかったからね。
ワグナーを初めて聴いたのは確か8歳か9歳の頃。
ホルン吹きの叔父が聴かせてくれたワルキューレ。
えらく興奮して、そっからワグナー漁りが始まった。
んで親に買ってもらったのがタンホイザー大行進曲の入っているカセットテープ。
Youtubeに今回買ったのと全く同じ演奏があったので内容はコチラから。
とにかくホルンが卑怯!カッコよすぎ!
日本のオケと世界のオケを比べるとやっぱ管で差が出ちゃうなぁ。。。
にしてもこのホルンはずるい。男なら誰もが憧れる旋律。勇まし過ぎるわ!
内容としてはタンホイザーっていう騎士が自分の女を置いてエロスの道に走り
彼女が命を絶って初めて我にかえるみたいな、
あらすじだけみると実にビミョーなお話なんだけどネ。
ワーグナーで一番好きだったのはこの曲。
歌劇「ローエングリン」より第3幕前奏曲。トスカニーニ指揮、演奏は勿論NBC響。
小学校低学年の頃に何度も何度も聴いてテープが伸びきって聴けなくなって、
1年振りくらいにかけてみたら聴けるようになってて
カセットデッキの前で久々に聴きながら嬉しさのあまり大号泣したほど大好きだった曲。
クライマックスにかけて感情の昂りが抑えきれなくなる壮大な旋律。
とにかくこのワグナーくささがたまらない!
こちらは人気の高い「ニュンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲。
俺は旋律がしつけぇって感じであまり好きではなかった曲だけど、
この動画がとにかく色んな意味で凄いので。。。
フルトヴェングラーのベルリンフィル。貴重な映像。
最後はワーグナーを初めて聴いたっつったワルキューレの騎行。
超有名なので誰もが1度は耳にした事があるであろう名曲。
こんなんを8歳児の目覚めの曲に選んだ叔父を俺は今も激しくリスペクトしている。
最高の兄貴だ。
こちらはオマケ。
シューベルトの「ロザムンデ」間奏曲第3番。
タンホイザーの入っていたカセットにタンホイザーの後に収録されていたのがコレだった。
ワーグナーで昂った気持ちを優しく落ち着かせてくれる、つか若干ブルーにさせてくれる
これもこれで俺にとっても思い出深い名曲。
ちなみにタンホイザーの前に収録されていたのはビゼーの「カルメン」第一幕前奏曲、
ロザムンデの後に収録されていたのはハチャトゥリアンの「剣の舞」だった。
今思うと小学生を激しくアゲたりサゲたりする恐ろしいカセットテープだったなぁ・・・