今年10月末、永田町にオープンした東急キャピトルタワー。
かのキャピトル東急ホテルの建て替えにより生まれた超高層ビルだ。
それ以外にも幾つかのテナントが入っている。
今日行ったのはその内の1つ、ドミニク・サブロン東急キャピトルタワー店。
以前行った赤坂店 の支店にあたる。
セブロンさんといえば、かの有名なル・ブーランジェ・モンジュのオーナーシェフであり
マキシム・ド・パリと組んでこのブランドをオープンさせた訳だが、
最近は赤坂本店での焼成をやめ新宿店で焼いたものを各店舗に配送する形をとるようになり、
惣菜パンを主力にし、ラスクを作る為にわざわざそれ用のバゲットまで焼き始める始末。
ここからは今や完全にセブロンさんの影は消え失せ、ただのマキシム・ド・パリの味になってしまった。
モンジュの味を知っているだけに残念な結果となってしまったが、
まぁそれなら単純にマキシム・ド・パリの味を楽しみましょうって事で。
メゾンカイザーのように・・・
んでこいつが今週のランチボックス。
今週は3日間しかないけど、そのかわりクリスマス特別仕様となっている。
まずはこちらから。ホワイトチキンのフォカッチャサンド。
フォカッチャは強力粉、オリーブオイル、塩で作られたベーシックなもの。
それを皮つきのままグリルした鶏もも肉に絡めたもの。
茄子もひとかけらだけ入っていた。結構しっかりとした味付け。
お次はジャーマンポテトサンド。
全粒粉のパンにバターで炒めたじゃがいも、ベーコン、玉葱を挟んだシンプルなもの。
前回の惣菜パン 同様味付けは薄めだが、なかなかのボリューム。
クロワッサンツリー!
ミニクロワッサンにホワイトチョコのソースがたっぷりとかけられ、
ドライストロベリーとナッツが散りばめられている。
そしてキラキラと光っているのはなんと金粉!
ホワイトチョコのパリっとした食感とクロワッサンのサクっとした歯触りが心地よく、
口の中でバターとホワイトチョコの香りと共にとろけてゆく。
これはウケるだろうな~。
レスキュールのAOCバターというのを使っており、日本ではこのドミニクサブロンでしか味わえない。
その話題性からオープン当初は凄まじい勢いで売れ続けていたようだが、
独特の重厚なバターであるが故に軽い食感を好む日本人の口に合ったかどうかは微妙。
このランチボックス、サンドされている具は結構なこだわりを感じるもので
惣菜パンとしては高水準だと思う。
だがこれはセブロンさんの味ではない。
美味しいのはいい事なんだが、これではモンジュのオーガニックパンの味を知らない人は
ここの味をセブロンさんの味と思いこんでしまう。それが何か嫌だ。
「セブロン氏一部監修/マキシム・ド・パリ」って店名ならよかったんだけどね。
ホワイトチキンのフォカッチャサンド
俺計算:約438kcal
ジャーマンポテトサンド
俺計算:約286kcal
クロワッサンツリー
俺計算:約139kcal
ドミニク・サブロン赤坂本店
http://ameblo.jp/kenken4126/day-20100708.html
ル ブーランジェ ドミニク・サブロン