内視鏡検査(胃カメラ)のお話 | 誰がチキン野郎だ

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今日は半日ドック。


血液やら目やら耳やら色々と検査をした訳だが、


今回も内視鏡検査(胃カメラ)をやったのでどんなもんかちょっと説明とかしてみようかと思う。



内視鏡検査は去年に続き人生2回目。


前回その苦しさに嫌気がさしてしまったので、今回は全身麻酔でお願いしようと思っていたのだが


予約がとれず今回も全麻無しで(TωT)



ちなみに前回の検査ではピロリ菌が見つかり、去年末に駆除を行っている。


駆除自体は一発で成功したのだが、ピロリ菌のせいで胃にびらんやヘルニアが出来ていた。


ピロリ菌自体は再感染の心配はないようだが、胃の状態はどこまで回復しているか。



あと内視鏡には鼻から挿れるものと口から挿れるものがあるが、


前回も今回も鼻からのもので。


鼻からのほうが比較的細めなので若干楽らしい。


さあ、それでは逝ってみましょうか!




①まず最初に、胃の泡を取るとかいう微炭酸の水を紙コップ1杯飲む。


 なんか微妙に甘い炭酸水。100ccくらいかな?



②血圧と心拍数を測定する。


 これは検査中ずっとつけたまま。


 本日の俺の血圧は120-60。超理想的な数字w



③鼻腔を広げるとかいうスプレーを両鼻に噴入する。


 殺虫剤のスプレーによくついてる先の細いストローみたいなやつを鼻の穴に突っ込み、スプレーをシュッ。


 その後検査板に両鼻から息を吹き出し、右と左で鼻の通りがいいほうを調べておく。



④キシロカインゼリーを両鼻に注入する。


 キシロカインってのは局所麻酔薬の事。それがジェル状になっているもの。


 ドッッッッッッッッッロ~~~~~ンって感じのヤツで、妙な甘さがある。


 こいつがゆ~っくりゆ~っくり鼻から喉に落ちてくるので、落ちてきたら飲み込む。


 これが鼻から喉にかけた麻酔になる。軽~く痺れた感じになるかな。



⑤キシロカインが全て喉まで落ちたら、鼻の通りの良い方に内視鏡と同じ太さの管を挿し、鼻腔を広げる。


 これが結構ツ~ンとするが、ここでくじけてちゃいけない。


 本当の地獄はここから始まるのだ。



⑥さあ、いよいよ本番!皆さんお待ちかね。


 内視鏡、挿・入・タ~~~イム!!


 鼻から管を抜き、涙を拭いて横になり、口の下に唾液用容器をセットして準備完了!


 内視鏡の太さは大体直径1cm弱。サインペンくらいの太さかな?


 先端のカメラがキラ~ン☆と輝り、鼻の穴にサックリ。今回は右の穴から。



 鼻の中を少しずつ進入してゆき、まずは第一関門、ツ~ンとするポイントを通過。涙もタラ~ン。



 そして更に進み、一番の嗚咽ポイント、喉に到達!


 ここで思いっきりヲッエェェェ~~~!!!!となるが、


 そんなのお構いなしに食道に進入してゆく内視鏡。


 看護師さんが背中を一生懸命さすってくれるのが唯一の救い。



 この喉を貫通した時に初めて異物感をいうのを覚える。


 硬くて、明らかにその場所に有り得ないはずのモノが挿れられているという独特の感触。


 しかしお約束として唾液は飲みこんではいけないので、


 口の下にセットされている容器に全て垂れ流し状態となる。かなりエグい画になっているハズ。



 そして嗚咽や違和感と闘いながら、遂に胃袋に到達!


 胃に到達した後は、それまで奥に奥にと入れる作業だった内視鏡が


 今度は胃の中を縦横無尽に動き回り始める。


 当然内視鏡を操っている先生の手作業なので、


 先生が目の前で内視鏡を持っている手をグリングリンとやる度に、


 鼻のツ~ンポイントがグリグリされウギャ~ってなり、喉もウネウネとなるのでオゲぇ~となり、


 胃の中も硬いモノがゴロゴロと這いずりまわるのでゲポゲポゲポとなる。



 ここでもうひとつお約束があるのだが、内視鏡はただ胃の中を見ているだけではなく、


 見やすくするように水だの空気だのを注入しながら行っている。


 なのでいくら苦しくともゲップはしちゃいけないのだ。


 今回それをすっかり忘れており、超ゲップしまくってたら先生に怒られてしまった。


 その分長く掛かってしまったのは俺のせい。大失敗!



 で、自分も胃の中をモニターから見る事が出来るのだが、時々先生に促され


 一緒に内部を見ながら状態の説明。


 プロが見れば過去ピロリ菌がいたなと判る胃壁をしているようだが、


 前回よりは随分綺麗になったらしい。俺にゃさっぱり判らんけど。


 で、ピロリ菌感染歴があるってんで、前回やらなかった着色液(インジゴカルミン)を用いての検査。


 かき氷のブルーハワイのような色の検査液で胃壁を染め、異常がないか診るというもの。


 ピロリ菌歴があるので、一か所気になった場所を検体で採取。


 内視鏡に超小型のハサミみたいのを入れ、胃の内部を切り取る。


 痛みはないが、若干の出血はあるらしい。



といったところで検査は終了!


時間にして、内視鏡挿入から検査終了まで10分くらいかな?


最初の炭酸水から入れると、全体で約20分程度って感じ。


今回は前回より長くやったそうだが、2回目という事もあって前回よりは比較的楽だったような気もする。


ゆーても充分苦しいけど!


抜く時はあっという間。ズルズル~っと胃、食道、喉、鼻を通過し、ヌルンっと取り出される内視鏡。


最後にちょっとツ~ンとはするが、挿れる時に比べればどってことない感じ。


おっつかれさんでした!



検査終了後は、とにかく鼻水が出る。それも内視鏡を挿れてないほうの鼻から。


10分くらいはずっと鼻かんでたかな。


あと検査終了から約1時間は飲水も食事もNG。


キシロカインが抜けきっていないので、むせたりしたら危険なのだ。


それと今回のように検体も採っている場合は更に1時間は食事のみNG。


再出血の危険性があるので、完全に血が止まってからでないと胃に負担をかけるからだ。


ちなみに検体検査は別料金で4,000円くらい(保険適用)。金額は病院によってまちまちだと思う。


俺が受けたクリニックはバブルな人間が利用するような高級クリニックなので高めかもしれない。


つか俺はバブルじゃないぞ。会社指定のクリニックなだけで、検査費はもちろん会社負担。


費だったらぜってーこんなトコ来ねぇ。(場所はヒミツね)



あと検査中に緑色の検査液を使ったと言ったが、


これによって小便及び大便が色っぽくなる場合があるらしい。


汚い話で申し訳ないが、俺は青色になった。つか下痢した。


前回は下らなかったが、こういう場合もあるかもねって話で。



んでコレを書いている21:30現在(検査終了は13:30くらい)、まだ喉に違和感あり。


あの内視鏡の硬い管が喉の奥をゴロゴロしている感触が残っている。


これは寝るまでの辛抱かな~。



検査結果は3~4週間後。


ピロリ菌は胃がんを引き起こす要因にもなるそうなので、


除菌したとはいえ向こう10年くらいは注意が必要なんだと。


つー事はあと9年は胃カメラを飲まなくちゃいけねぇって事だな。


もう何となく全麻無しでもイケそうな気もしてきたな・・・


慣れたくないよこんなモノ(´・ω・`)



余談だが、視力は裸眼で左1.5、右1.2とか血糖値正常とか血圧正常とか尿キレイとか


全体的に素敵な数値を叩き出していたが、アミラーゼは高いので膵臓に注意が必要との事だった。


確かに背中が痛くなる事がたまにあるんだな。酒の呑み方に気をつけねば。





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