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ーーーーーーーーーー日経より一日早い株式億万長者マガジンーーーーーーーーー

  2006年10月28日(土)  土曜ウイークエンド版 増刊号


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こんにちは、ケンケンです。!おはようございます。昨日の米国市場は米財務省

発表のGDP速報値が前期比年率1.6%と低い成長率であったことを改めて受け

ダウ平均は下落して終了した。NASDAQ市場も安い。この低成長はもっぱら

住宅投資の冷え込みによるものでFOMCが小刻みに17ヶ月連続で金利引上げを

実施した効果が出てきた結果だ。よってこれは通常経済における低成長ではなく

意図的に作り出された政策主導の成長率であることを忘れてはならない。もともと

米国住宅市場は北米の東海岸と西海岸で交互にバブルが繰り返され住宅市況は

相互に拡大成長と縮小減速を演じてきた。ところが911テロ以降、政府当局は

景気刺激を金融政策で底支えしたために世界金利安が発生。再び投機資金が

住宅市場を襲い東西両方で同時にバブル化した事態をソフトランディングで収束を

目指す目的がFOMCにはある。一応目に見える形で効果が出てきたことから

米金融当局は次第にインフレ懸念から景気に配慮した金融政策を取ることになる

だろう。これはイコール金利引下げを意味する。今月のFOMCの議事録を見ても
わかるように、いまだ住宅バブルには警戒感を示しているがこの金利高騰で実は

個人ローン支払額が増加して個人消費の勢いを止めてしまう臨界点に達している

ことも理解していることが伺える。よって米国は底堅い消費に支えられているうちに

金利引下げに向かうと思われる。遅くとも来年春前には金利引下げのアナウンス

がリリースされるだろう。金利高で米株式市場も上値を抑えられてきたが金利

引下げ観測で来年は再び株式市場に資金が回帰し高値更新を継続するもの

思われる。という前提だと日本の株式市場は黙って買いでよいのだがデフレ病の

病巣は深く、インフレに身を置くまでには少々時間を要すかもしれない。

昨日のNY市場は・・・・・

■米国市場ダウ平均終値 12.090、26ドル(前日比-73,40ドル安)


■NASDAQ市場終値  2350,62ポイント(前日比-28,48安)


■NY原油先物 1バレル 60,75ドル(前日比+1,20ドル高)


■NY金先物  1オンス  601.0ドル(前日比+1,20ドル高)





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