ラジオから流れてきたある曲に、耳が留まりました。
PERSONZ(パーソンズ)の、
『DEAR FRIENDS』
思い出深い曲です。
うちの兄ちゃんが小学校の1年生の夏に、交通事故に遭ったのですが、入院先の病院で同室だった高校生のお兄さんが、大好きだといつも聞いていたバンドの曲です。
兄ちゃんの怪我は思ったより酷く、右足首の解放骨折で、アキレス腱と後ろの皮膚が辛うじて繋がっているだけという状態でした
入院してから何日も熱が下がらず、先生からは
「最悪、脚を失うことになるかも知れない」と
言われていました

その高校生のお兄さんは、うちの兄ちゃんを弟の様に可愛がってくれて、私が居ないときも代わりにお世話をしてくれ、励ましてくれていました。
そのお陰か、子供の回復力が凄いのか、どんどんと回復して、治るのに半年はかかるだろうと言われていましたが、1ヶ月で退院でき、3ヶ月で完治出来ました
ただ、折れた場所が成長骨の辺りだったので、高校を卒業するまで通院を余儀なくされ、大きな傷痕が残りましたが、何とか後遺症も無く今に至ります
その高校生のお兄さんとお兄さんの彼女と、うちの兄ちゃんと私の四人で、病室の窓から見た花火大会の花火を今も覚えています
お兄さん。
あの時は本当にお世話になりました。
貴方の励ましのお陰で、うちの兄ちゃんは今、普通に歩いたり走ったり出来ていますよ
今はどうされているのかな?
きっと、立派になられて家庭を持ち、幸せに暮らしていらっしゃる事でしょうね。
PERSONZの曲を聞くたびに、貴方の事が想い出されます。
ありがとうございました

そして、うちの酔いどれ兄ちゃんは、
チップスターの「手羽先 甘辛醤油味」を、つまみにビールを飲んで、
「明日も仕事だぁ~」
と、自分の部屋へ帰っていきました
笑
今日も読んでいただき、ありがとうございました

