動作の要求には一つ一つ力学に基づいた理由があります。

根節と梢節は力点と作用点。
力点(肩)から遠ければ遠いほど作用点(指先)の力は弱くなっていく。

従って、腕を伸ばし過ぎてはいけない。

背中の壁を押し出そうとしても壁が動かず、体が前に進むのは、作用反作用の法則。

従って、背中の壁が動く(軸がぶれる)と、前進する力が減衰する。

などなど…。

(本来は力点と作用点だけでなく支点があったりとかしますが、今回は分かりやすくシンプルに書きました。)

「なぜ、その要求があるのか?」を理解できると、練習の質が変わり、効率のいい練習ができるようになります。

佐藤聖二先生もよく、「効率のいい練習をしなさい。」と仰っていました。

もちろん、拳術理論が先行し練習を怠ることがあってはなりません。

佐藤聖二先生からお聞きした言葉に
「功夫不是学出来的、是練出来的。」
と言うものがあります。

「功夫は学んで得るものではなく、練ることで得られるものである。」

という意味です。

佐藤聖二先生から学んだ拳術理論を理解しつつ、練功に励んでいきましょう。

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太気拳・意拳 拳継聖武会

澤井健一先生より太気拳を、姚宗勲先生より意拳を学んだ太気拳・意拳 拳学研究会 佐藤聖二先生の拳術を受け継ぎ練習していく会です。埼玉県川越市で毎週日曜日に練習しています。

手を触れ、その感覚を体感してもらい功夫を高める喂勁(ウェイジン:勁を与えるという意味)での指導をモットーとしています。

意拳、太気拳に興味がある方、過去にやっていたけどまた始めたいなと思っている方、一度当会の練習を体験してみて下さい。連絡お待ちしてます。

連絡先
Kenkeiseibukai@gmail.com
大久保