韓国女子サッカー界のエースストライカー、パク・ウンソン選手が、性別をめぐる騒動に巻き込まれた。
韓国実業団6チームの監督が、“性別”が疑わしいとして、 パク選手を2014年の女子サッカーリーグ「WKリーグ」に出場できないよう監督懇談会で決議したことが判明したからだ。
選手本人は度重なる性別騒動に不快感を示しているほか、 インターネット上には人権侵害だとして決議を批判する意見が集まるなど、波紋を広げている。
複数の韓国メディアによると、韓国女子サッカー連盟の関係者は5日、「(パク選手が所属する)ソウル市庁アマゾネスを除く6チームの監督懇談会でパクを14年のWKリーグの試合に出場させないようにするよう決議し、先週通告した」とし、「パク・ウンソンを今後も試合に出場させるなら、リーグ全体をボイコットする」と明らかにした。
パク選手は身長180センチ、体重74キロという体格を生かし、ソウル市庁チームではエース・ストライカーとして活躍する。
03年のアジア女子選手権、米国女子ワールドカップ、04年のアテネ五輪、 05年の東アジア大会では韓国代表として出場した経験を持つほか、韓国サッカー協会にも女子として登録されており、 手続き上、パクのWKリーグ出場は何ら問題ないという。