Ken J. Hidaka(ケンジェイ ヒダカ)こと 日髙賢一の「万年音楽日和」(ボクシングや映画、絵や小説も語ります〜。)

Ken J. Hidaka(ケンジェイ ヒダカ)こと 日髙賢一の「万年音楽日和」(ボクシングや映画、絵や小説も語ります〜。)

音楽クリエイター、Ken J. Hidaka(ケンジェイ ヒダカこと日髙賢一の自由な日記。)

先日RING誌が新たに更新したPound For Pound(階級関係なしならば10人の世界チャンピオンにどうランキングをつけるべきかというチャンピオンの中のトップ10を決めるランキング)で井上尚弥選手がヘビー級3団体チャンピオンのオレキサンドル・ウシク選手を抑え1位に返り咲いた。(ちなみに世界チャンピオンは男子だけで約70人いる。)


今回のような、「ダウンシーンも無いのにワクワクするボクシングの試合。」、それは丁度「達人の真剣の試し合い。」のような、未来のボクサー達の目指すべき美しい一戦だったと言って差し支えないだろう。

息を呑むような36分で、井上尚弥選手が「一瞬も気が抜けない。」姿を見たのは、5階級制覇チャンピオンのレジェンド、ノニト・ドネア選手との第1回目の試合以来だった。つまりそれだけ中谷潤人選手が偉大だという事が証明されたわけだ。(中谷選手もP4Pで7位につけている。)

今戦について私からはこれ以上語れる事はないので、ジャッジをしてみた。見て頂いて、また意見も聞かせてもらいたい。下記の通りだ。


〜5月2日 The Day WBA WBC IBF WBO 4団体 

世界スーパーバンタム級タイトルマッチ〜


ジャッジ:日高賢一


1 R

10vs9

井上選手のワンツー、ボディー、フックが軽く入る。

中谷選手からの攻撃はなし。

井上選手


2 R

10vs9

井上選手のストレート、ボディー、ジャブが軽く入る。

中谷選手からの攻撃はなし。

井上選手


3 R

10vs10

中谷選手のジャブが当たる。井上のストレートが入る。

五分五分。


4 R

10vs9

井上選手のストレート、ジャブが入る。 

中谷選手も応戦するが入らない。

井上選手


5 R

10vs10

中谷選手のジャブ、フック、ストレートが入る。

井上選手もジャブ、フック、ストレートが入る。

五分五分。


6 R

10vs9

中谷選手のフック、ワンツーが入る。

しかし井上選手のジャブ、ワンツーの方が手数で勝った。

井上選手


7 R

10vs10

中谷選手のワンツーとフックが入る。

井上選手のワンツーとフックも入る。

五分五分。


8 R

9vs10

井上選手のワンツーとジャブが入る。

そこで中谷選手のワンツースリーまでが入る。さらにストレートが2発入る。フックも2発入る。

そしてボディー、ストレート、フックと入る。

この試合で初めて中谷選手が井上選手を圧倒する。

中谷選手


9 R

9vs10

中谷選手のワンツーが入る。

井上選手のワンツーとカウンターが入る。

しかし中谷選手のワンツー、ストレート、フックが立て続けに入り、終盤は完全に中谷選手が井上選手をロープ際に追い込む。

中谷選手


10 R

9vs10

中谷選手のワンツーが入る。この試合初めて中谷選手のジャブで井上選手の顎が上がる。そして中谷選手のワンツーが入る。

井上選手もロープ際からパンチを返すが入りきれない。

ここで偶然のバッティングにより中谷選手がおでこを切る。出血が気になるが、幸い試合に影響はないようだ。

そこから中谷選手のストレート、ジャブ、カウンターが立て続けに入り、井上選手は守りに徹するしかない。

中谷選手


11 R

10vs8

井上選手のアッパーとワンツーとフックが入る。

この試合で初めて井上選手のアッパーが入る。

初めてこの試合で中谷選手の顎が上がる。

おそらくこの時に中谷選手は眼窩底骨折をしたようで、片目をグローブで隠して井上選手が二重に見えるのを防いでいる。

井上選手のアッパーは更に入る。

ストレートも入る。井上選手が中谷選手をとてつもなく圧倒する。中谷選手のダウンしない精神力にも驚かされる。

井上選手


12 R

10vs9

中谷選手のワンツーとカウンターが入る。

井上選手はアッパーとフックが入る。

更にジャブとストレートも入る。

やや井上選手か。

井上選手


私の採点だと、117vs113で4ポイント差で井上尚弥選手の勝ち。しかし採点は本当にどこをポイントと見るかで変わってしまう、難しいものだ。

とにかく芸術的な36分だった。

両選手に盛大な拍手と賛辞を送らせていただきたい。