なんか、ずいぶん評判がいいので、まったく知らないコンテンツだけど
見てきてしまった
子供向けというわけでもないと聞いていたけども、
実際のところは、まぁ、子供が見ても別に問題ないというか
切ない話しで、お子様が盛り上がるかというと
そういう話しではないよなと思いつつも、
物凄い数の親子連れに紛れてみてきたのである
す、すみません、独身初老で見に来て申し訳ない
本当になんもしらないので、どれがちいかわなのか、
そもそも「ちいかわ」が固有の名前なのかもわからないまま見ていたんだが
猫のような愛らしい生き物が、魔物討伐で島に行くという話しで
島で、ほんわかしたお祭りみたいなムードから、
人魚とセイレーンのおとぎ話的な感じかと思いきやと
まぁ、そんな具合でありまして、色々あってめでたしか?みたいな感じで終わるという
ビターな内容だったわけで、大人も楽しめるというのは
まぁ、わからんでもないが、これを楽しめる大人は
ちょっと歪んでるあるいは、疲れている可能性があるから
違うのではないか、やはり、オタク向けのコンテンツなのではないかと
付き合わされた子供たちが可哀そうな気がしたり、しなかったりだったのである
無論私は楽しんだ、疲れている初老だからな
可愛らしい見た目で、どこか怖いという
セイレーンのデザインが見事だなと思いつつ、
割とそこらにありそうな行き違いというか、それぞれのエゴが見えるような
怖いのが来たから祀っていたら、だんだん居付かれて困っていたとか
そういうお話だったわけで、このスジだけなら
物凄く日本の民話っぽいなと感心したのだけども
お子様がちゃんと飽きないようになのか、映画として成立するように、
結構ミュージカルっぽい仕立てになっているのが秀逸で、
正直話しについては、さほど起伏があるわけでもないけど、
突然挿し込まれる歌と踊りで強引に楽しそうな気分に持っていかれるのが
凄くよくできてて感心してしまった
また、物凄くノリノリというでもなく、でも、ノれるという絶妙なラインの
ラップなのか、テクノなのかわからない楽曲とかがかっこよくて
またまた、セイレーンの歌が必要以上に旨かったりして
聞いていて楽しかったのでありました、コーラスがいいというセリフに騙された気もするが
実際によかったと思うのである
話がビターだったというのも、まぁ個人的な感想にすぎないのだけども、
勧善懲悪ではない、そもそも誰が善で悪なのかもないというか、
色々ずれているという妙がありつつ、でも、因果応報とでもいうような感じもあって
ちゃんと映画が終わって、ラストシーンまで見ないと完結しないタイプだなと
そこを描写しない様に感動したわけだが、
そこかしこから伝わる悪意というか、恐怖みたいなのが
よくできてていいなと、永遠の命に与えるものが、
身体ぴったりの檻に閉じ込められて暗いところに放置という
残酷きわまりない感じを、さらっと愛らしく明るくやってるのが
大変怖いと思ったりしたのであった
別段、血がでたりしなくても恐怖は発生するのだなと改めて思い知らされたのである
しかし、ちいかわ達が何か活躍して物語が進んだかというと
全員が狂言回しでしかなく、結局のところ、
島の二人とセイレーンと人魚だけの話しだったようにも思うのだが、
だからこそいいのか、主人公たちが部外者で傍観者という
名探偵みたいな位置なわけだったけども、
飽きさせないように、さらに、まったく無関係の島次郎なる謎の人物が出てきたりして
楽しく見られたのでありました
貝汁食べたいと思ったりした
あと、どうでもよいところだと、植物の描写が凄く凝ってて
熱帯植物の有名どころは全部投入されていたといった感じに見えたのがよかった
謎の果物の正体はまったくわからなかったけど、モンステラにハイビスカス、
しれっとヒスイカズラまで紛れていたりして、良い感じで植物園の温室っぽくてステキと
妙に感心したのである、ちゃんと浜辺に近づくとハマナスっぽいのがあるとかマニアックだなと思いつつも
レイに使ってたと思しき、プルメリアが木だけで花ついてなかったのが
芸が細かいとみるのか、たまたまなのかと、いらんことを見ていたのである
架空の島で、架空の動物が跋扈してるのに、
植物だけ妙にリアルなのがこだわりだったのかが、凄く気になるのであった