皆さん、改めて先日は応援ありがとうございました。
この場をお借りして、皆様にご報告致します。
本日を持って、約3年間に及んだボクシング挑戦に区切りをつけ引退し、格闘技選手としての全ての活動に終止符を打つ事に決めました。
3年前に決意した、キックボクシングを引退し、ボクシングの世界で頂点を獲りにいくという挑戦。
結果的に、今日引退を決めた時点で、【挑戦失敗】という明確な結果が出てしまいました。
これは本当に悔しい現実です。
しかし、例え負け惜しみだと笑われようとも、これだけは胸を張って言えます。
『挑戦をしてよかった。』
後悔の念は一切ありません。
これまでの格闘技人生を振り返ると、本当に色々な事がありました。
14歳の時にキックボクシングに出会い、高校在学中の17歳からプロ選手としてのキャリアをスタートさせ、
NJKFフライ級王座獲得、4ヶ月間のタイでの単身修行、WPMO世界フライ級王座獲得、1年半のブランクを作った所属ジム移籍問題、RISEバンタム級王座獲得、キックボクシングを引退しボクシング挑戦を開始、そして現在までのボクシング大苦戦期、
本当に様々な経験をさせて頂きました。
たくさんの人に応援して頂き、たくさんの人に助けられ、たくさんの人を裏切り、たくさんの人から愛された9年間だったと思います。
野球であってもサッカーであってもプロスポーツでは、結果を残せずチームに不必要となった選手には強制的に解雇通告が下されます。
その点僕は、力不足の現状と今後の可能性の期待値の低下を露呈しながらも、自分が納得いくまで挑戦を継続させて頂き、自分の意志で引き際を決める事が出来ました。
これは大きな感謝をすべき事であると思います。
キックボクシングで26戦、ボクシングで10戦。
決して立派な勝率ではありませんでしたし、格闘技界に大きな功績を残すような偉大な選手にはなれませんでした。
しかしそれでも、
9年間本気で格闘技と向き合い、日々全力を尽くしてトレーニングに励んで来た事に嘘偽りはありません。
この場所で培った経験を今後の糧にして、第2の人生をスタートさせていきたいと思います。
これまでお世話になった関係者の方々、応援してくださった方々、しのぎを削り合った対戦相手たち、関わってくださった全ての人に、感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さん、本当に、本当に、ありがとうございました。