いま思考分析をして、思考転換・思考改革/マインドシフトに取り組むサポートをしていますが、これが不確実な時代と言われている先が見えにくい時代にとても効果的です。
いろんなことを納得しながら進めていける点が大きいかなと考えています。
それによって自信がもてるのですよね。
そもそも「思考分析」という言葉は、馴染みがない人が大半かと思います。
ほぼ造語のようなものですので、そりゃそうかな。
なぜこれが効果的かと言いますと、
まず、心理分析とか行動分析というのは、よく聞く言葉で学問の一つでもあります。
なので、世界中いろんな学者が研究し、事業としてもやっている人が多くいます。
でも、自分がクライアントの立場で考えてみてください。
心理分析をして、自分にはこういう心理傾向がある、ということがわかっても、それがどうだと思いませんか?
少なくとも私はそうです。私も心理カウンセラーの勉強をして資格もいただいていますが、心理分析はクライアントに対してするものではなく、カウンセラーがクライアントを把握するのに有効だと考えています。
なので、安易に「あなたはこのような心理傾向がある」とは言いません。
だって、だったらどうすればよいのか? と聞かれて答えられないからです。
心理を変えなさい??
あなたは、ネガティブ思考です。なのでネガティブに考えるのをやめましょう。
あなたは、引っ込み思案です。なのでもっと前へ出ましょう。
あなたは、すぐに頭にくる人です。なので怒る気持ちを抑えましょう。
これらを言われたところで、それができるなら苦労はしません。
でもこれらを言葉巧みにうまく使って「Lock on~」して信頼を得るカウンセラーがいっぱいいます。まぁ自分をわかってもらうことが目的なら、それでいいのですけどね。
でも、前へ進みたいとか、改善したいとか思っている人はそれではダメですね。
行動分析も同じで、行動傾向が分かったところで、無意識でそうやっていることを指摘されてるわけなので、意識すれば変わるということなのでしょうけど、変わっても、すぐに戻るのが一般的です。
そこで、またやってしまったとか、逆に落ち込みやすくなることもあります。
そんなこんなで、「思考」に関しては、その傾向は自分ではわかりにくいものですが、わかれば改善がしやすいというのがポイントです。
思考は、経験的に身につけた認知バイアスによる片寄りも多く、それは悪いことではなく、脳の処理なので誰もが当たり前にやっていることです。
目の錯覚と同じです。
典型的な目の錯覚を起こす人は、頭が悪いのではなく、生きていくために脳が処理してくれているのです。大半の人が錯覚しているものを、そうは見えない人は、逆に生きていくのが大変なのだと思います。
それらの認知バイアスは自分では気づくことは難しいと言われています。
なので、それらを教えてあげて、改善が必要なものについては、一緒にトレーニングする、これが効果的なのですよね。
