たたき台をもってこい、といわれたことは誰でもあるでしょう。

いくつかの案をもっていったり、複数回もっていっても、
片っ端から全部ダメという人がいます。

ちょっとイメージが違うんだよねぇ、とか言って。

 

まるで、自分の頭の中にあるイメージを当ててみろと言わんばかりに。

でも実はそういうときは、多くの場合、

その人の頭の中にはイメージがないのですよね。


イメージがあれば、それを伝えてくるはずです。
なかなか伝わらないような場合でも何とか伝えようとしてくるはずです。
それをしない人は、性格が悪いのかとも思えますが、
実は伝えるイメージ自体がないのです。

手の内をあててみろと言われているように思えて、

手の内には何も書いてないのです。

 

 

違うということはわかっても、実は正解はなく、

イメージを描こうともしていない人も結構います。

疲れますね。

 

コンサルティングでも同様のことがあります。
「考えてください」といっても内容が出あぐねているとき、
こちらがこうですか?といくつかあげても、
全部違うと言われることがあります。
それは、実は考えがないということです。

いくらアプローチしても、ないものはないのです。

 

そんなときは、

まずは考えがないことを自覚してもらうことが

結果的に一番の近道になります。

 

でも、プライドの高い人にはそれではうまくいきません。

そんな場合は、誰か第三の人に、

選択肢や候補あげてもらうようにするのが手なのですよね。