起業するとき、それまでに得た知識やノウハウが、そのまま使えると誰も思っていないわけですが、「考え方」については、意外と自信をもっている人が多いものです。
起業経験者からすると、その考え方ではダメということが簡単にわかる内容でも、意外と聞き入れられなかったりします。
まぁその自信が起業しようと考えるパワーなのかも知れませんが。
そのような場合は、親身になってアドバイスしても聞き入れてもらえません。理解したように返答されても、それとは違う自分の思い通りの行動をします。
そんな場合は、大きな失敗にはならないものなら一度転んでみないと自分ではわからないと割り切って、失敗したあとのフォローを考える方がパワーがかかりません。
で、問題はそのあとです。
失敗して身に染みたとしても、「考え方」はそう簡単には変わらないことも多いのです。
それが性格だ、と言えるほどのものだと、とてもやっかいです。
そのような人に「それを変えないと成功しません」と言っても意味がないのです。
「その考え方がダメ」というものには種類があります。
1.比較的簡単に変えられるもの
2.パワーをかければ変えられるもの
3.頑張っても変わらないもの
これらの線引きがとても大事です。そして2.のトレーニングが重要となります。
この線引きは年齢によっても変わってきます。年齢が高くなればなるほど3.の幅が広くなることは想像ができると思います。
性格にもよりますが、ざっくり50代を超えると、1.と3.だけになると言えるほど、2.の幅が狭くなります。
なので、それらの人には、2.のトレーニングよりは3.をどうカバーするかということにパワーをかけることが有益になります。
これらは起業サポートにはとても大事なポイントなんですよねぇ。
