「未来に向かって」とよく言われる。

メンタルケアの世界では「今を大事に」と言われる。

先の見えにくい時代となり、
未来を考えても悲観的になるばかりなので、
今ここを大事に生きようと言われる。

でも、今がツラい人も多くいる。
今が、にっちもさっちもな場合はそれなりの対応が必要だけど、
まだ少しの余裕のある人(大半がそうなのだけど)は、
未来を描くことで今が乗り越えられる。
今を乗り越えれば未来が見えてくる。

でも、それができない人が多い。
未来など描けないとか、そもそも未来に夢がないとか。。

いやいや、今の先に未来があるという時間軸で描くから
そうなのであって、ボーっとしてても未来はくる。

つまり、今の先に未来があるのではなくて、
未来が今に注ぎ込んできているのです。

先頭が展望車になっている特急がよくあります。
先頭車の先頭に座ってみた気持ちになってみましょう。



自分はじっとしていたも、未来はこっちへ来ます。
それでも電車が前へ進んでいるという感覚が捨てられない人は、
テレビ番組「ネプリーグ」のトロッコアドベンチャーを

見たことあるでしょうか?
トロッコは前へ進んでいません。でも前に広がる世界は、
どんどんこちらへ向かって来ます。その感覚です。

どこへ向かっているか、その先はどんな世界か、
それをしっかり見据えて、未来からくる世界を受け止める。
その思考転換ができれば、取り組み方をゴロっと変えられます。

でも、多くの人は、同じ展望車つきの特急に乗っても、
最後尾の展望車に座っています。
そう、過去をずっと見ている感じです。
良くも悪くもです。

良くてももう戻れません。
悪いことを、ずっと思い続けても何も始まりません。


これが「過去に生きる人」です。

過去の栄光に浸っている人、
逆に過去の失敗や不遇を引きずっている人、
自分はそんなことはしていない、と思っていても、
新しいことを始めたり、一歩進もうとするときに
それらが出てしまっている人が多くいます。

起業する際にも、よくひっかかるポイントです。


思考転換は、なかなか自分ではできにくいのも、
まずは自分で自分に気づかないからなのですよね。

何度言われても、なかなか思考転換できない人もいます。
それは、最後尾の展望車に乗っているからです。

さぁ一緒に先頭車の展望車に移動しましょう。
指定席券は購入してあります。