意識と無意識、あるいは、顕在意識と潜在意識の関係を
よく「氷山の一角」であらわされます。
多くの人は最初なるほどと思うものですが、
でも、
で?
次の日から活かせたり、何か変わったりする人は
ごくまれです。
見えないところの方が大きく、
意識は、無意識に、
顕在意識は、潜在意識に支配されている、
というようなことを言ってるだけだと、
何も変わりません。
教えてくれている人も、それが言いたいだけで
だからどうしろということまで言っている人は、
少ないからでしょう。研修講師ですらです。
この概念を活かすためには、
意識と無意識の区別だけでなく、
無意識部分は、
「無意識の意識」と「無の無意識」に分かれ、
さらに、無意識の意識は、
奥底の無意識の意識と、
修正可能な無意識の意識に分かれます。
無の無意識は、DNAに埋め込まれているようなもの
無意識の意識は、環境や育ちなどで後天的に培われたもの
その無意識の意識は、
そう簡単には書き換えられないものと、
がんばれば書き換えられるものがあります。
コンピュータでいえば、
無の無意識は、ハードウェア
奥底の無意識の意識は、ファームウェア
修正可能な無意識の意識は、ソフトウェア(アプリ)
といったところでしょうか。
この無意識の意識は、
そこにフォーカスし、パワーをかけてトレーニングすれば
書き換えられるということです。
奥底の無意識の意識は、
何か大きなショッキングな出来事のようなことがあれば、
変わる可能性がありますが、
自分ではそう簡単には書き換えられません。
つまり、がんばって書き換えられるのは、
修正可能な無意識の意識の層だけと考えて、
それより下の階層は、そういうもんだと受け入れて
その上で、どうするかということを考えてないと
メンタルをやられてしまうわけです。
この階層を理解することから始まります。
