今日は
作曲家とソングライターの違いについて
一般的にクラシック界の作曲家も
ポップスのソングライターも
作曲家と言われます。
その違いをわかりやすく
お伝えできたらと思います
まずクラシックの作曲とは
オーケストラ楽器を編曲しつつ
スコアを書いて完成させる
ことができることです
そしてクラシック作曲家は
多くの場合頭で音を鳴らす
訓練を受けているので
楽器を使って作曲を行いません。
また
オーケストラ楽器を
使ったクラシックの作曲は
高層ビル建築のようなもの、
大きな建造物は
綿密に構造計算をして
設計しないと
重力でつぶれますよね。
クラシック音楽で
構造計算にあたるのが
管弦楽法や和声法などになります。
学術的な知識がないと
オケが鳴りませんし
まとまりがなく
ぐちゃぐちゃになるのです。
それに対して
ポップスの
ソングライターの曲作りは
バンドなどで演奏するサイズ
いわば小さな家
レンガを積んでも
コンクリートで固めても
柱一本で組みあがります。
ポップスの作曲とは
ギターやピアノを使って
コードと歌の旋律のみを
作り上げることです。
でも
だからこその
難しさがありまして
ポップスの作曲は
誰でもが理解しやすい
メロディーを作ること
一滴のなかから
さらなる一滴を
絞り出してコンパクトに
仕上げる作業です。
クラシックとポップスは
同じ作曲でも
方法も違えば
考え方も感覚も違って
例えるなら
クラシックは小説
ポップスは俳句
くらい違います
だから
クラシック的作曲と
ポップスの作曲が
同じくらい
完全に両立できる作曲家は
そうは多くありません。
中にはクラシックの大家
武満徹さんのように
クラシックの世界でも評価が高く
歌モノや歌謡曲の名曲も書く
という方もおられないではないですが
大谷翔平さんくらい
まれな存在です。
(なんと美しい合唱曲なんでしょう
作詞作曲 武満徹）
餅は餅屋とはいえ
なんでも挑戦あるのみですが
最後の評価は皆さんが決めるのです。
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