あまりきれいな
言葉ではありませんが
「よええ」
ってありますよね
「弱い」という意味です。
音楽業界にいると
「弱い」
という言葉を聞くことがあります。
それは例えば
「この作品じゃ弱いね」
などという風に使います。
その「弱い」
で思い出す
エピソードがあって・・
ある国民的女性アーティストの話
そのスターがドアを開けて
スタジオに入ったときに
スタジオの調整卓(コンソール)を見て
「よええ」
と一言おっしゃって
むすっとして
帰ってしまったという
話を聞いたことがあります。
その日はボーカル録音用に
スタジオの調整卓が小さめな
スタジオだったそう。
スタジオの調整卓は
楽器が多いとその分だけ
同じ形のモジュール（つまみ）が必要なので
使う楽器の数だけ卓が大きくなって
宇宙船のコックピットみたいになります。
歌の録音は
小さい卓で十分なんですね
でも広さや雰囲気
歌う側の気分とか
考えるなら
私にこんな卓のつまみが少ない
「よええ」スタジオで
歌えっていうのか？
ということだったのかも
知れません。
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今の時代
クリエイティブなものを
商業にどうつなげるかを強く求められて
「弱い」
の一言で終わることがあります。
じゃ
「強い」は何ですか？
それは
受けそうなものの詰め込み
数字、人気です。
でも「強い」は
得てして
泡のようなもの
その時に最強でも
投機的な価値観ゆえ
やがて一瞬で消えてしまう
ものもありますし
強いを
繰り返す
事の難しさを
続けられる人も
います。
僕は
たとえ弱くても
じっくりと練られたもの
聞く人のこころに寄り添うものが
地下水脈のように
時代を越えて残ると思っています。
（ある日、公園で撮影した花です）
YOU CAN MAKE IT !
うまくいくさ
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