寒いですね。
雪が降ったり、停電の心配をしたり
今日はこんなテーマでお話・・・・。
「無人島に行くとしたら
どんな音楽を持ってゆきますか?」
無人島であれば
あまりノリノリのものも高尚すぎるものも
そぐわない気がします。
僕が選ぶとしたら
リュシエンヌ・ボワイエの
「聞かせてよ愛の言葉を
(Parlez-moi d'amour)」を選びます。
この曲は有名なシャンソン歌手
リュシエンヌ・ボワイエ
(1901~1983)の代表作。
恥ずかしながら10年程前にこの曲を知って
言葉では表現のできない
愛らしいメロディー、魔法にでもかかるような
音世界に引き込まれてしまいました。
戦前
アメリカンポップスが世界の標準になる前は
シャンソンやカンツォーネが
世界のポップスでした
アメリカのジャズにおいては
「枯れ葉」や「愛の賛歌」「マイウェイ」など
シャンソンのカバーもあります。
日本の戦前や戦後の歌謡曲の
曲調や声の出し方には
シャンソンやドイツ歌謡の影響がありますので
日本人にとって
シャンソンが全く未知のジャンル
というほどでもありませんが、
どうして僕が普段聞きなれないシャンソンの
曲をここまで好きになったのか
理由がわかりませんでした。
そんなとき・・・。
近年NHKのテレビ再放送で
知ったのですが
僕が尊敬する
現代音楽の作曲家、武満徹さんが
終戦間近の時期に
埼玉の朝霞におられた時
日本の兵隊さんがぶらりとやってきて、
「敵性音楽だから聞いちゃいけないけど
聞かせてあげる」と
武満さんにポータブル蓄音機プレイヤーで
聞かせたのが
この「聞かせてよ愛の言葉を」
だったそうです。
荒廃した終戦間際に
舶来の音楽がお洒落に響いたのでしょうか。
武満さんは一聴でこの曲が好きになって
この体験が
作曲家を目指そうと心に決める
きっかけになったと
テレビ番組のなかで語っておられました。
(武満徹さんの作曲は現代音楽だけでなく
合唱や歌謡曲などの歌ものも素晴らしいです)
そんな曲を僕が偶然耳にして
好きになったのは、
偶然ではなく
必然だったのかも知れません。
天使がつれてきたような
愛らしい
やさしい曲
皆さんもよかったら聞いてみてください
YOU CAN MAKE IT !
うまくいくさ
~~~~
2022年はデビュー35周年。
2年ぶりのライブへ是非お越しください
KENJIRO SAKIYA
35th Year
TIME TO START
3.26.sat Osaka soap opera classics
(配信もあり)
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