昨年2月に父が亡くなって以来
父の声に近いバリトンの声楽が聞きたくなって、
シューベルトばかり聴くようになりました
父がシューベルトのセレナーデを弾いているのを聞いていたからでしょうか?
心の癒しになっています
シューベルトの歌曲で外せないのは あの魔王です
よかったら歌詞を読みながらお聴きください
子供の頃、音楽授業で聞いて「なんて怖い曲なんだろう」って
思いませんでしたか?
曲の冒頭、ピアノ伴奏右手の三連符ダダダ、ダダダですが
とてもドライブ感があって、馬が駆ける様子がよく伝わりますが
シューベルトの時代1800年代初頭では、
魔王のイントロはロック音楽ディープパープルの「ハイウェイスター」
みたいな、激しいビートではなかったかと思います
歌の中で 語り部、子供、父親、魔王
の役を歌手が一人で演じる曲のストーリーは
まるで一人オペラのように
演劇的です。
「弱った子供を馬にのせてお父さんが夜走る
そこに魔王が子供に手を伸ばす、お父さんにはそれが見えない・・・」
そのストーリーは
僕が小さい頃、体をこわして学校を休んだ時に
父がバイクの後ろに乗せてくれて病院に急行した
父の姿とも重なります (父 義晴と幼い僕)
親の子への思いはいつの時代も同じ
音楽っていいですね
YOU CAN MAKE IT !
うまくいくさ