本当はそのつもりじゃなかったのですが、
気分転換でもしようかと思って。
昼間厚く覆われた雲も、
夜には徐々に薄くなって、
濃紺の夜空が見え始めていたので、
思い切ってナイトウォーク。
いつも歩いている距離なのに、
結構早い段階で脚に疲れが。
「今日は本調子じゃなかったな」
と義務的な歩行になっていたので、
とにかく帰ることに集中。
歩行者が渡るのが困難な大きな車道にある
歩道橋を歩いていました。
ふわっと揺れる感覚に、
ちょっと怖いなと感じていた瞬間。
空に…
流星?
いや、流星にしては随分と明るい。
まるで火花がはじけるような。
瞬間、ぼんやりしていた景色がハッキリしたような
自分の体が軽くなるような感覚になり、
今目の前に起きたことに細胞の一つ一つが目を覚ましたような気分に。
調べて分かった。
あれは流星というか「火球」(かきゅう)と呼ばれるものだと。
宇宙からのチリなどが落ちてくるタイミングで発光する現象なのだそう。
同じタイミングで「火球」を見たというSNS投稿もあった。
「あれは幻じゃなかったんだ」
改めてあの瞬間を思い出し心躍った。
ナイトウォークだからこそ出来た貴重な体験でした。