「春ラ!ラ!ラ!」石野真子(1980年発売)

作詞・伊藤アキラ/作曲・森田公一

(オリコン最高16位/売上16.0万枚)※自己最高売上

 

1978年「狼なんか怖くない」で華々しくデビュー。

デビュー曲にして、オリコン最高17位/売上10.4万枚

という好記録を達成。

翌1979年に「ジュリーがライバル」で再び10万枚超を売り上げ、

紅白歌合戦の初出場のキップを手にする。

その勢いのままに、1980年の元日発売となったこの曲。

自己最高の売上を記録し、「ザ・ベストテン」にも初登場を果たす。

 

 

さて。

だいぶあったかい日も増えて、

老体にも優しい日々となって来た今日この頃。

 

春と言ったら思い出す中の一曲。

とかく、この曲で言われがちなのが、

イントロ部の

♪春と言う字は三人の日と書きます

 あなたと私と そして誰の日

から始まり、

結果今のカレと元カレと三人そろって春ラ!ラ!ラ!なわけです。

(え、どういうこと?)

 

そんな変わったシチュエーションが取り上げられるわけですが、

僕がいつもこの曲で大事に思っている歌詞があります。

 

この曲、ポップスには珍しい3番構成ですが、

その3番にある

♪いつか会いたい人がいる 二度と会えない人もいる

というフレーズです。

 

これまで生きてきた中で、本当に多くの人と出逢ってきました。

正直忘れてしまった人もいるでしょうし、

かなり長い付き合いの人もいて、

最近また新たに出会う方もいる。

 

そのつもりもなく、ふとあれ以来会っていない人。

卒業してから機会がなく会えていない人。

時折思い出すことがあります。

 

そういった諸々ふまえて、

出会いや別れ、人との触れ合いって

普段何気なく交流している人とも

それが当たり前と思わずに大事にしていきたいと思うことがあります。

 

この「春ラ!ラ!ラ!」の歌詞は、

僕にそんなことを思い起こさせてくれるのです。

素晴らしい名曲なのです。