1980年後半のアイドルに詳しい方には

懐かしい存在のおひとり。

国実百合さんが、引退から33年ぶりに復帰するというインタビューに出逢いました。

 

1980年代後半はおニャン子クラブ全盛でしたが、1987年に解散。

ですが工藤静香さんなどもソロとして人気でしたし、

他にも数多い方が続々とデビュー。

そんな中、国実さんも1988年に「青い制服」でデビュー。

 

「青い制服」1988年発売。

作詞・麻生麗二/作曲・林哲司

オリコン最高19位。

※「麻生麗二」は作詞家・売野雅勇さんの別名義

 

「ザ・ベストテン」でスポットライトのコーナーに

出演されたシーンを覚えています。

清楚で爽やかさのある方という印象。

そしてその雰囲気にピッタリの楽曲。

 

デビューからわずか3年で体調を崩され引退。

そういえば当時そんな話題があったと思い、

何があったのだろうかと心配していました。

そこからエステティシャンやセラピストを経験され、

結婚し、2人のお子様は既に成人。

 

その中でかつてのアイドル仲間や、

「青い制服」を作詞作曲されたご両人との再会もあり、

その後押しでYouTubeに自身の今の声で

再び歌を録音し配信するに至ったそうです。

 

デビュー曲「青い制服」第一声から、

アイドル時代の歌声の変わらぬ雰囲気に

年齢を重ねた大人の色合いが重なっていました。

33年ものブランクを感じさせない歌声で驚きました。

 

自分なんか唄わないとすぐ声が出なくなるので、

本当にビックリしました。

しかもこの録音をご自宅のクローゼットで行ったそうなので、

環境が万全とは言い難い所で、この歌声は今後にも期待ですね。

 

インタビューの中の

『あの頃の忘れ物を取りに帰りたい』と思うようになりました。

という言葉も素敵ですね。

 

15日、東京・新大久保R’sアートコートで開催される

「アイドルアーカイブス」にも出演とのこと。

 

 

自分のことで恐縮ですが、

若い頃はわけも分からず夢中だったのが、

そこから離れて、しばらくじっと何もない時間が流れて、

でも今再び活動的になれて。

もしかしたら、多くの方が一度離れた所から、

見つめ直した時に国実さんの言う「あの頃の忘れ物」を思い返し、

新たな気持ちで再びステージに乗りたい気持ちはあるのかもしれないなと。

あとはタイミング次第。

 

国実さんにもぜひご自身のペースで、

再びファンの方々の胸を熱くする活動をしてくださることを期待しています!

それがファンの方や同じように考えている方々の勇気やパワーになるので。