万代先生から送っていただいた『キリストのセールズマン』。

「あっという間に読める」と言われましたが😅、

そうもいかず、黙想しながら読みました。




 良い本、良いメッセージは、伝えるべきことが1つ。

 今は神戸神学校の校長をされている吉田隆校長にも、

かつて2年間福島で指導を受けていた折、

「メッセージはワンポイントを目指すべきだ」と言われ続けました

(その時は全く理解できない話でした)。


 ワンポイント?、スリーポイントで良いじゃん??


 と思ったものです。


 でもここでいうワンポイントとは、結局私自身に与えられた主題、

勤め、それを明確にすることでした。

優れた落語家の噺も、噺の種ははそれぞれ別であれ、

この噺家の話であればこう、と言えるものがやはりあります。

ここではキリスト教の説教の話ですが、

これは説教に限らず普遍的な私自身の務めに関わるものです。


 キリストのセールズマンとは・・。

説教者また牧者は、御言葉を売りに出すのではなく、

御言葉を通して自分をセールスするんだ、

また自分自身の信じているものを提示するんだ、ということ。

万代恒雄氏はこの本を通してそう語ります。

サラリーマン牧師では見失われてしまう視点があるのだと。

とても刺激に満ちた考察です。


 また私自身は、この本を通して25年ぶりに、

SMIの動機付けプランナーのことを思い出しました。


 高校を卒業し、新聞配達をしながら予備校生をしていた私は、

父親が数十万円で訪問販売で購入したこのプログラムテープを、

毎朝聴きながら新聞を配ってました。

とても魅力的な録音でした。

でも当時の私には、話の魅力に惹かれながらも、

それに乗り切れない自分があるのを悟り、

そのテープから離れました。


 万代氏の本の中でこのSMIプランナーの話が出ており、

万代氏自身がこれを聖書的真理に基づくものであり力づけられた、

という話を知りました。

そうでした、当時の私には、動機付けの元となる信仰がなかったのだと、

今ようやくにして、25年来の挫折の原因が解明されました。


 良いメッセージのメッセージは1つ。

それは自分自身の存在に関わる主題なのだと悟らされた次第です。