ポピュリズムとはなにか?
権力者が大衆に迎合することか?
もちろん迎合するだけなら問題だろう。
だけど、それと、大衆の立場を尊重することは違う。
問題は、「ポピュリズム」と、
現代の多元主義の潮流の反動としての国家主義や民族主義を一括りにしてしまうことだ。
なぜなら多元主義にも様々な問題があるからだ。
多民族国家のアメリカの内政に問題がないかといえば、
そんなわけがない。
しかしそれ以上に「ポピュリズム」という問題を、分かりにくくしているのは、
結局のところ「知識人」というものの立ち位置、
という問題が「ポピュリズム」という批判を口にする「知識人」の背景にあるからだ。
権力者が大衆の意見を汲み取るなんてとんでもないことだ。
そんなことをされたら、知識人の立ち位置がない、というわけだ。
また、大衆迎合に迎合するとしてそれが問題であるとしたら、
大衆の側に何かしらの問題がある事が前提となっているということもある。
「大衆」という存在は身勝手で自己本意で排外主義だ、そういった前提だ。
これは大衆という存在が成熟していない条件で成り立つ批判だ。
だけど本当に、大衆はそれほどに成熟していないのか?
昨今のマスメディア批判は、大衆からの知識人側への問題提起ではないか?
知識人の側の利権、世論誘導、そういったものの問題が顔を出してきた、
という背景がそこにあるのではないか??
結局のところ「ポピュリズム」という事が問題にされる時、
それを問題にする側の事情というものを汲み取る必要があるわけだ。
で、果たしてこういう複雑な事情を、どうやって私の子供らに説明すれば良いのか?
それは難題だ・・。