ポピュリズム、大衆迎合主義、
「一般大衆の利益や権利を守り、
大衆の支持のもとに、既存のエリート主義である体制側や知識人などに批判的な政治思想」(Wikipedia)。

 大衆の時代とは昔、『大衆の反逆』で売れたオルテガなんかで、
日本に好意的に迎えられたスローガンだった筈。

 だけど今や、この「大衆」主義は、
マスメディアが大衆の声を組み入れようとする権力者批判として使われる用語となっている。

 市民、大衆の声を(どんな形であれ)受け入れようとする権力者?
それを批判するマスメディア・・。
なんか歪な時代になったものだと思う。

 こんな言論が展開される予兆は、
インターネット時代の到来から多少はあったけども、
こうも新聞の主題に取り上げられるようなことになるとは、
思いもしなかった・・。

 権力は悪。そういうテーゼが空回りしている気がする。
大衆に迎合しようとなにしようと、どんな政治をするかが大事なのに。

 ところでこの日経の記事。
最後に「教皇の闘争相手は共産主義からポピュリズムに変わった」
と「専門家は見ている」とある。

 でもこの「専門家」が誰なのか全く分からない(もしかして書き手自身のことなのか??)。
そもそも教皇が共産主義と闘った歴史があるなら教えて欲しい・・。

 教皇の来日もこうしてマスコミに利用される時代・・。なんだかモヤモヤとする記事でした。