現代日本を代表する新興宗教の創価学会と幸福の科学。
実のところその宗祖の池田大作氏や大川隆法氏は、
個人的に聖書を読み込んだ人たちだ。

 普通、クリスチャンは彼らの著作に触れることは少ないが、
実際彼ら自身は聖書を読んでいるのだから、
私はそれなりに時間を割いて彼らの本を読んだことがある。

 彼らの聖書の読み方にはそれぞれ特徴がある。

 池田大作氏は、聖書を「信仰者の書」として読み解こうとしている。
特に新約聖書の、イエス昇天後の弟子たちが、
どれだけ熱心に伝道していったかということを強調し、
自身の宗徒たちを啓蒙されておられる。

 それに対して大川隆法氏は、聖書を、
どこまでも「啓示の書」として読み込もうとする。

 どちらの立場もある意味、時代的な背景から言って、
それなりに要請されていたものと言えるのかもしれない。
池田氏は仏教信仰の廃退を背景として、
それから大川氏はスピリチュアルが叫ばれた時代を背景として・・。

 信仰、ならびに啓示。この2つを強調しすぎると、
キリスト教信仰も筋違いなところに行ってしまう。
キリスト教信仰は、仮にその2つの「信仰」と「啓示」に比較していうなら、
「真の神」を知る宗教だ。
信仰も啓示も、それに従属することにおいてのみ、
キリスト教では意味を持つ。
キリスト教の信仰は神を具体的に持つので、それが成り立つ。