コロナワクチン3回目接種のため、8月18日から26日まで日本に一時帰国してきました🇯🇵

約10か月ぶりの日本。やっぱり日本はいいなぁと思う一方、これはウガンダのほうがいいなと感じることもありました。

久しぶりの日本で感じた日本の良さ・悪さについてまとめたいと思います。

※つらつらと書いていたら長くなってしまったので、2回に分けてアップします。今回は「改めて感じた日本の良さ」について!

  お風呂に浸かる、疲れが溶ける♨

他の外国でもそうですが、湯船はほとんどありません。シャワーや水浴びで汗を流すだけ。

ゆったり湯船に使って疲れを取るというのは日本ならでは。10ヶ月ぶりに浸かったお風呂は言葉には言い表せない気持ちよさでした。

比喩ではなく、疲れが溶け出していくのがわかりました。間違いなく人生で一番気持ちのいいお風呂でした。

水を大量に使うのは良くないかもしれないけど、お風呂文化はなくなってほしくないな…

ウガンダに戻ってくる直前にも、実家近くの温泉に浸かってきました😊また7ヶ月後のお風呂が楽しみ!

  和牛はもはや"Beef"ではない🐮

ウガンダの牛肉は、まさにゴムのようです。1分かみ続けても口の中で存在感を放ち続けます。

でも、日本の牛肉は数回噛んだだけで溶けていなくなる。なのに甘みだけは口の中にほんのり残る。なんだこれは。
和牛の焼肉。とろける…

同じ「牛肉」という食べ物とは思えませんでした。"WAGYU"のお店をを”LOUIS VUITTON”や”BVLGARI”の横に並べるべき。それくらい最高品質の高級ブランド品です。

  味や香りを楽しむ食事🍣

日本料理といえばダシ。日本で食べ続けているとあまり感じませんが、ダシが入っていると、美味しさが格段にレベルアップします。

ウガンダの料理にはダシという概念はありません(多分)。だからいつ食べても同じ味。すぐ飽きるので「お腹を満たすために食べる」という感じです。

でも日本の出しを使った料理は、同じメニューでも微妙に味が違ったりしますね。何でどのくらい出しを取るかで味が変わるのでしょう。季節ごとの食材に薬味も添えて「色々な味を楽しむ」ことができます。
だし巻きたまご。ダシの香りがたまりません

ダシを使うから香りや味の変化を楽しめる。ダシが日本の豊かな食事や繊細な味覚を育てたんだなと思いました。

  選択肢が無限大🌀

ウガンダでは(首都に行けば別ですが)食の選択肢が片手で数えられる程しかありません。

学校給食は毎日同じメニュー。夕飯を食べに町に出ても3種類程度のメニューしか見つけられません。お店はいくつかありますが、出しているものはほぼ同じ。

ところが日本には、まずお店がたくさんある。そしてどのお店にもたくさんのメニューがある。

牛肉一つとっても焼肉もあれば牛丼もあればハンバーグもある。焼肉なら部位や味付けを選べるし、ハンバーグならソースが選べる。牛丼ならトッピングやサイドメニューが選べる。
牛丼だけでもこんなに種類が…

どこへ行っても選択肢がたくさんあるというのは幸せなことだなと思いました。

  自販機大国、日本🥫

ウガンダには自動販売機はありません。あるのかもしれませんが、見たことがありません。

他の国でもそうですが、自販機なんか置いていたら壊されて中のお金を盗まれてしまうので、自動販売機なんて置けません。

でも日本ではそこら中に自販機があり、好きなものを好きなときに買えます。

ジュースだけじゃなく、淹れたてのコーヒーが飲める自販機やアイスの自販機、パンやスナックの自販機、ラーメンの自販機なんてのもありました。
空港の自販機。電子マネーで払えるのもすごい

便利さ、サービスの良さを感じるとともに、改めて日本は安全で治安の良い国なんだなと思いました。

また自販機がたくさん設置されているのは「バレないとしても盗んではいけない」といった道徳が行き渡っている証拠でもあるのではないかと感じました。

ルールと罰則による治安維持ではなく、倫理感や思いやりが浸透している日本だからこそ、あんなに自販機が置けるのでしょうね。

  母国語に囲まれる安心感😭

当然ですが日本で使われているのは全部日本語。道案内もポスターや看板も、テレビもラジオもすべてが日本語です。

ウガンダで10ヶ月ほど過ごしてだいぶ英語にも慣れたつもりでいましたが、やっぱり英語は頑張って理解しようとしないと理解できない。

でも日本では、目や耳に入ってくる情報すべてを、理解しようとしなくても理解できる。これはとても嬉しく感動的なことでした。

生まれたときから慣れ親しんだ母国語という存在の大切さを感じました。

  お・も・て・な・し🙏

日本到着直後の荷物受取所でのこと。空港スタッフの方が「お取り間違えのないようにご注意ください」と呼びかけていました。また何人かのスタッフの方がコンベヤから荷物を降ろすのを手伝っていました。

ホテルから空港へワクチンを打ちに行く際には、僕がバスの時間を間違えていたのですが、丁寧に正しい時間を教えてくれた後タクシーまで呼んでくれました

ワクチン接種会場では、進行方向を示す矢印にポケモンの絵が添えられていたり、小さい子には打ち終わった後にかわいい折り紙をあげていたり。
ワクチン接種会場の矢印

こういったサービスというか気の利かせ方はウガンダではお目にかかれません。お金になるわけではないのに、こちらのことを気遣ってくれる。お金とは関係なく「おもてなし」しようとしてくれる。これは日本が世界に誇るべき特徴だと思います。

東京オリンピックの前に「おもてなし」を聞いたときにはピンときませんでしたが、日本を離れてみたことで日本の「おもてなし」がどれだけすごいことかがわかりました。

  整列

空港に着き、入国審査を待っているときのこと。PCR検査結果の確認もあるため長蛇の列ができていました。僕が並んで待っていると、その列の横をスタッフの方が走り抜けていきます。

なんてことのない光景ですが「ウガンダだったらスタッフの後ろについて勝手に前の方まで行く人がたくさんいるだろうな。で、そういう人が少しでも出たら誰も列なんて守らずに、ぐちゃぐちゃになるだろうな」と思いました。

スタッフの方が横を抜けていっても列を乱さずに順番を守る姿は感動もの。そして結局みんながちゃんと並んだ方が、みんなが早く入国手続きを済ませられる気もします…
日本入国時。みんなちゃんと並んでいます。
ウガンダ再入国時。並んでいたのに、
左の男性と右端の女性に割り込まれました💢

日本人のこの特徴は「人に合わせる、主体性がない」とも言えるのかもしれないけれど、「自分より他人や全体の調和を重んじる」とも言えるのではないでしょうか。

ウガンダの人たちは「自分が早く行きたい」という気持ちを優先させて、他の人のことは考えていないように感じました。

「他人に迷惑をかけるな」よりも「迷惑をかけあって許しあう」方がいいという考え方もあります。

でも「自分より他人や全体の調和を重んじる」というのは、とっても大切な日本人の特徴だと思いました。

  最後はやっぱり、人。

色々書いてきましたが、やっぱりいちばんの良いところは友達や家族がいるということ。

ウガンダにも中のいい先生や一緒に御飯を食べてくれる人はいます。大好きな同期の隊員たちもいます。

でもやっぱり長年一緒に過ごしてきた日本の友達や家族と過ごす時間は、ウガンダでは感じられない安らぎの時間でした。

今回の一時帰国ではたくさんの友達が時間を作って会ってくれました。おかげで、毎日本当に楽しく過ごすことができました。

食事や文化も大切だけど、やっぱり1番大切なのは「人」。もし今回の一時帰国で誰も会ってくれなかったら、こんなに「日本はいい」と思えなかったでしょう。

写真取るの忘れてしまった人たちも…😭

会ってくれた人達、ありがとう!




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