まだ目的地のセネガルにたどり着いてすらいないのだが、飛行機で素晴らしい出会いがあった。


隣の席に一人で座った女の子、なんと高校1年生の15歳。


まさか一人でアフリカへ?と思い話しかけてみると、トビタテ!のプログラムで、ガーナで5週間のボランティア活動をするとのことだ。しかも高1の夏休みという、めちゃくちゃ楽しい時間を使って。


海外旅行で東南アジアには行ったことがあるものの、アフリカは初、もちろん一人で海外に行くのも初だそう。緊張した様子だったが、こんなの緊張して当たり前である。僕ですら、海外に行くときには未だに多少なりとも緊張する。


大きな緊張を抱えて、それでも逃げずに挑戦する。素晴らしいことだ。しかもこの年齢で。


ガーナではホームステイ生活だそうだ。アメリカ人2人、フランス人1人、日本人は彼女も含めて2人。このメンバーでガーナ人のママの作ってくれた料理を食べる。15歳でするこの経験が、どれほど彼女の人生の可能性を広げるだろう。


こんな風に書くと、さぞかし高い英語力を持っているのかと思うかもしれないが、そんなことはないようだ(失礼で申し訳ないが…)。普通の高校1年生の語学力だろう。


「できるようになってから行く」と思っていては、いつまでも行く機会は訪れないのだ。「行ったらなんとかなる」「行ったからできるようになる」のである。これを間違えず、果敢に挑戦した彼女は本当にすごいと思う。


自分の教え子たちにも、こんな挑戦ができる人たちになってほしい。




写真は一緒に降り立ったエチオピアの空港。