コロナ禍ヒマだから【世界一周】の旅をしてみた 

足かけ約10年、世界63の国と地域を渡航。

コロナ禍で渡航できなくなった今、201X年と想定し、今まで渡航した国・地域を結び「世界一周」をしてみました。

※1 記事の情報は2016-20年の、コロナ禍前ものでございます。

※2 移動手段等もコロナ禍前のものでございます。

※3 基本実際に移動したルートで構成されていますが、一部ルートをつなぐために実際に使用していない移動手段も含まれています。

201X年6月29日(火)カ国目【ベトナム】2日目

 

201X年6月29日、世界一周29日目。

 

昨日、カンボジア「シェムリアップ」からベトナム「ホーチミン・シティ」の「タンソンニャット国際空港」に飛び、その足でサイゴン鉄道駅に寄り、今日の「フエ」行きの統一鉄道の列車を予約した。

 

夜の19:30発の列車なので、それまでホーチミン市内をゆっくり観光しようと思ったが、カンボジア同様、日中はとにかく暑い。しかも雨季。

 

ホーチミン市をしっかり観光しようと思うと、1日ではもちろん足りない。

 

今回は、「統一会堂(旧大統領官邸)」とその近辺のお散歩だけを行い、エアコンがよく効いているレストランで時間をつぶし、夕刻「サイゴン鉄道駅」に向かった。

 

サイゴン駅に「サイゴン」は、現「ホーチミン市」の旧称であり、旧ベトナム共和国(南ベトナム)の首都名でもあった。

しかし、ベトナム戦争後、「サイゴン」が陥落し、名称をベトナム建国の父「ホー・チ・ミン」主席(ホーおじさん)の名を頂き、「ホーチミン市」となった。

〝ホーおじさん(ホー・チ・ミン主席)〟と区別するために、「ー市」や「ーシティ」をつけるが、現地ベトナム人は一般的に「サイゴン」を現在も使用している。

ちなみに「ホーチミン・シティ」の「タンソンニャット国際空港」の〝スリーコードネーム〟(搭乗券や預け荷物のタグなどに着いている「空港」を示す3つのアルファベット)は「SGN」であり、「サイゴン」の名残がまだ残っている。

 

 

 

「統一会堂(旧大統領官邸)」

南ベトナム政権時の旧大統領官邸であり、1966年から1975年まで使われた。

しかし、1975年4月30日、解放軍の戦車が官邸の鉄柵を突破し、無血入城を果たし、ベトナム戦争は終結した。

その時突っ込んだ戦車は、首都ハノイの「ベトナム軍事歴史博物館」に〝国威発揚〟として展示されている。

 

「サイゴン大教会(聖母マリア教会)」

19世紀末に建てられた教会で、正式名称は「聖母マリア教会」。無料で中を見学できる。

 

「中央郵便局」

サイゴン大教会の横にある「中央郵便局」。19世紀末のフランス統治化に建ってられたもの。

現在も実際に郵便業務を行っている。

 

ベトナム「統一鉄道」の南の起点「サイゴン」鉄道駅。

 

プラットホームで北部行きの鉄道の出発を待つこととする。

 

 

 

 

小生が最初にベトナムを訪問したのは、カンボジア同様2004年のことである。

 

以後、ベトナム観光の際はよく現地の「シン・カフェ」というツーリストをよく利用した(ベトナム全土にある)。

現在は「シン・ツーリスト(The Sinh Tourist)」と名前は変わったみたいである。

非常に有名なツーリストであるがゆえ、現在も偽「シン・カフェ」がけっこうあるようだ。

 

シン・ツーリスト(The Sinh Tourist)サイト 

 

 

当時、日帰り観光で5~10USドル、1泊2日のメコンデルタのツアーが15~20USドルぐらい(宿泊費込み)で「超」格安であった。

かつ、結構コアな旅をさせてくれ、1泊2日のメコンデルタのツアーなどは、実際にバスごと現地の「フェリー」に乗ってメコン川を渡ったり、極力メコンデルタの人びとの生活に近い場所を案内してくれたりと、ツアーによって満足度は異なるものの、相対的に満足出来るツアーを提供してもらった。

 

現在、サイトのよると、

クチトンネル+メコンデルタ1日  価格: 499,000 VND(日本円:約2500円)

メコンデルタ2日1泊  1泊2日(宿泊・食事込み) 価格: 1,740,000 VND(日本円:約8500円)

と当時よりはもちろん物価が上がってるので値段は異なるが、それでも他の日系ツアーなどよりも値段は安く、中身も充実しているのではなかろうか。

 

メコン川を渡る「フェリー」

 

メコンデルタの町「カント-」で泊まった町の学校に立ち寄ると、教室を案内してもらいました。

 

放課後、空手と卓球の練習をしていた子供たちと先生が写真撮影に応じてくれました。

 

 

メコンデルタに住む、ベトナムの人びとの普段の生活。

 

 

ベトナム戦争時のゲリラ・トンネルの入り口。有名なのは「クチ・トンネル」だが、けっこうどこにでも未だ残っている。

 

 

 

 

※本記事は2021年以前の情報です。ご旅行の際は必ず最新情報をご確認ください

 

【追記】Photo等は2004・2007年にベトナムに渡航した際のものを使用しております。