コロナ禍ヒマだから【世界一周】の旅をしてみた 

足かけ約10年、世界63の国と地域を渡航。

コロナ禍で渡航できなくなった今、201X年と想定し、今まで渡航した国・地域を結び「世界一周」をしてみました。

※1 記事の情報は2016-20年の、コロナ禍前ものでございます。

※2 移動手段等もコロナ禍前のものでございます。

※3 基本実際に移動したルートで構成されていますが、一部ルートをつなぐために実際に使用していない移動手段も含まれています。

201X年6月13日(日)2カ国目【中国】5日目

 

201X年6月12日、世界一周13日目。

 

再び中国・北京の地に降り立って2日目。

 

今日の課せられた「使命」は、〝おっちゃん〟が手配してくれた今夜発の列車に乗ること。

明日の早朝に「西安(シーアン)」も到着する予定である。

 

おっちゃんの「チケット」が本物であればの話だが。

 

 

 

 

雲上に浮かぶチベットの中心地 チベット自治区ラサ(拉薩) その

小生が「チベット自治区」の「ラサ」に行ったのは、2007年の夏のことである。

 

現在、外国人がチベット自治区内を自由に行くことはできないが、青蔵鉄道(青海チベット鉄道)が全線開通した翌年の2007年は、中国ビザと外国人入境許可証さえあれば、個人で鉄道チケットを購入し、域内を旅行することが可能であった。

 

中国の観光ビザが必要だとの記載があったので、東京の代理店に依頼し、ビザを代理発給してもらったが、ビザをチェックされることはなかった。

また、外国人入境許可証(パーミット)は、成都で滞在した(今はもうないと思われるが)当時非常に有名であったSim's Cozy Guesthouse(シムズ・ゲストハウス)で、ラサ行きの列車チケットと一緒に購入することが可能であった。

 

中には、「裏ルート」と呼ばれる、バスで域境をぬけて行く方法であるが、公安警察に見つかると罰金を取られた上、引き返させられるという、非常にリスキーな方法でもあった。

 

小生は、シムズ・ゲストハウスにて、列車、しかも贅沢に「一等車」のチケットを予約し、帰りのラサ→成都のエア・チケットも同じく予約した。そして、「高山病に効く薬」という中国製の「薬」を一箱購入した。

 

現在、政治的問題が取り沙汰されているチベットであるが、小生が入境した当時は、青蔵鉄道(青海チベット鉄道)全線開通とのこともあり、観光客に対しては非常に緩やかであったが、チベットの「中国化」への序章はもうすでに始まっていたように思えた。

 

成都駅にて、青蔵鉄道(青海チベット鉄道)に乗り込む。

 

一等車は赤絨毯?で最高の「おもてなし」をしてくれる。

 

一等車の4人コンパートメント。高山地帯を走るため酸素吸入器が設置されている。

 

三等車車内。多くが出稼ぎのチベット人のように見られた。

 

コケ類以外の植物は育たない、不毛の高山地帯をひたすら走る。

 

世界一標高が高いのは、同じ青蔵鉄道のタングラ(唐古拉)駅(海抜5068.63M)であるが、海抜4513Mの那曲駅で一旦停車。

富士山よりはるか高い標高に鉄道を引く、その技術より「威信」に感服される。

 

そんな標高の高いところでも、人々は普通に生活をしている。

 

そろそろチベット自治区・ラサ(拉薩)に近づいてきました。

 

速度を落とし始めたということはそろそろでしょうか?

 

青蔵鉄道(青海チベット鉄道)ラサ(拉薩)駅に到着。

標高は3650M。富士山の山頂よりは少し低い所にある。

到着した瞬間、アタマキィーン!! 「高山病」になった。

 

ラサ市内の中心には、チベットのシンボル「ポタラ宮」。1994年に世界遺産に登録されている。

 

 

 

もうすでに「俗化」したチベット。「ながら歩き」するお坊さん。

 

チベット自治区ラサ(拉薩) 次回へ続く……

 

 

 

 

※本記事は2021年以前の情報です。ご旅行の際は必ず最新情報をご確認ください。

 

【追記】Photo等は2007に中華人民共和国・チベット自治区に渡航した際のものです。

 

【現在の状況(情報)】

【チベット自治区】

2020年現在、外国人がチベット自治区内を自由に移動することは出来ないとのこと。

チベット自治区へ行くには入域許可書が必要であり、取得するためには、 現地ホテル・送迎車・ガイドなど、政府に認可された旅行会社を通して手配し、 日程やお名前などを申請しなければならないとのことです。