201681 () その2
 
「ギネスストアハウス」の前からタクシーに乗り「キルメイナム刑務所」に着いたのは、午後4時半であった。
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ところで、この「キルメイナム刑務所」は、多くのイギリスに対する抵抗運動の指導者が投獄され、アイルランドの歴史の大きな舞台となったところである。
独立を目指しながら失敗に終わった1916年のイースター蜂起後にリーダーたちが収監・処刑されたのも、この刑務所であった。
 
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この刑務所は、ガイドと回るツアーによる見学だけになっている。
建物の中に入って指定された場所で待っていると、スタート時間の午後445分に、中年の白人男性が現れる。ガイドのKさんである。まるで舞台役者のような低音のよく響く声の持ち主だ。さっそく、Kさんの説明を聞きながら、他の約15名の参加者と一緒に刑務所内を見て回る。
 
刑務所内に併設されたチャペル
イースター蜂起のリーダーの1人、ジョセフ・プランケットがこのチャペルで処刑の3時間前に結婚式を挙げた。花嫁は、やはりここに収監されていたグレイス・ギフォードという女性。
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囚人が収監された独房が並ぶ廊下
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新しい独房パート
今では、アイルランドの独立をテーマにした映画のロケ地として、ここが度々使われているそうだ。
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先にも書いたジョセフ・プランケットの花嫁グレイス・ギフォードが収監されていた独房の覗き穴からは、彼女が収監中に描いた壁画が見える。
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この場所で、イースター蜂起の指導者たちが処刑された。
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1時間のツアーの後、同じ建物の中にある資料展示室を見学してから、外に出る。そこからタクシーを拾い、ホテルまで戻る。
 
ホテルの部屋で一服した後、先ほどから降りだした小雨の中、ホテルから歩いて15分ほどのところにあるDoheny & Nesbitt」という名前のパブへ行って、軽めの夕食を取る。
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ここでも注文したのはやっぱりギネス。
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